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家庭教師は保護者の期待と現実を埋める期待度コントロールが必須

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家庭教師を依頼する親の期待は、ときとしてとても大きいことがあります。
具体的な例で言うと

・偏差値40から早慶に合格させて欲しい
・数学が苦手だけど半年で医学部合格をさせて欲しい
・学年で順位が200人中180番程度だけど、上位30番までひきあげて欲しい

など現状と要求の溝がとても大きいこともあります。そして保護者の言い分は「マンツーマンで個別指導を高いお金を払って依頼するのだから、できるでしょ?」

という内容。でも、現実的に限られた時間と期間で大きな溝を埋めるのは難しいですよね。
それを何も考えず「できます!」などと言ってしまったら、目標を達成できなかったときにトラブルになってしまいます。家庭教師は保護者の期待度を最初にコントロールすることが不可欠です。

家庭教師をつけたのだから成績は上がって当然?最初に期待度をコントロール

家庭教師をつけたのだから成績は上がって当然と考える保護者も少なくありません。たしかに保護者は子どものために高い学費を払ってくれています。家庭教師も、そのことを理解して真摯に指導に取り組まなければいけない面もあります。

しかし家庭教師が指導をはじめたからといってすぐに成果が出るわけではありません。まして期待度と現状の溝が大きければ、それを埋めるのに時間はかかってしまいます。だからこそ、最初に期待度をコントロールする必要があります。

例えば

・成果が出るには最低でも半年は必要
・受験までに偏差値40を55くらいにはできるかもしれないが、60以上は厳しいかもしれない
・まずは中間目標を設定しましょう

など高すぎる期待度は最初に調整して、現実的なところにもっていくのがおすすめです。

教育心理学のプラトー効果を説明する

期待度を調整する際に知っておくと良いのが教育心理学のプラトー効果です。プラトーとは高原という意味です。簡単にいうと学習効果は一時的に停滞してから伸び、また停滞してから伸びと階段を上るように伸びていく現象がプラトー効果です。一定期間、学習を続けても停滞と上昇を繰り返していくのです。段階的に一歩ずつ、時間をかけていかなければ成績は伸びないことを、保護者と共通認識としてもっておかなければいけません。

教育心理学のプラトーはその一例です。つまり根拠をしっかり示した上で、学習の溝を埋めるのに時間がかかることや、極端な目標設定はそもそも実現が難しいことを説明することが重要です。

家庭教師は保護者の理解がないと成立しない

家庭教師は保護者の理解がないと成立しません。つまり保護者を無視して生徒の指導をするべきではありません。月謝を払っているのは保護者なので、真のクライアントは保護者と考えてしまってもいいのではないでしょうか。仕事をするうえで実際に費用を負担している保護者と、しっかり共通認識をもっておくことが必要です。

・どの程度までなら現実的に成績を伸ばせるのか
・どれぐらいの期間が必要なのか

など事前に共有せずに指導を進めてしまうとトラブルになりがちです。期待度を保護者とすり合わせをしておくことも家庭教師の指導では重要な仕事の一つです。

保護者にどれぐらい成績を上げるのに時間がかかるのかを理解してもらおう

保護者に生徒の成績を伸ばすには、どの程度の時間と期間がかかるのかをあらかじめ説明して、理解してもらいましょう。もしも期待度が高すぎたら期待度を調整するか、せめて中間目標を最初に立ててみることをおすすめします。勉強は一足飛びには、なかなか進みません。保護者と認識を最初にすり合わせた上で生徒を一緒に良い方向に導くよきパートナーになれるようになると、生徒への教科指導もしやすくなります。

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まとめ

保護者は高い月謝を払っているので、家庭教師に対する期待度が高くなりすぎていることがあります。最初に家庭教師は期待度をうまく調整して現実的な目標達成水準まですり合わせをすることが必要です。まずは期待度をしっかり埋め合わせる。その上で指導をはじめましょう。

家庭教師センターの営業担当・コーディネーター側で期待度の調整がしっかりと出来ていれば、良いのですが家庭教師側でも念のために指導の初日などに時間を少し取って確認してみることで、後々のトラブルを防げます。そして保護者と認識をすり合わせた上で、良きパートナーになって一緒に生徒を育てて良い方向に導いてきましょう。

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オンライン家庭教師は将来の副業にも役立つ!?

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コロナの影響もあり家庭教師のアルバイトも大きく様変わりしています。家庭教師センターのWebサイトを複数見てみると「オンライン家庭教師」という言葉を多く見かけるようになりました。今や家庭教師は直接、ご家庭に行かないことが当たり前になりつつあるのかもしれません。

実はオンラインで何かを教えて欲しいという需要は学生の勉強だけにとどまりません。例えばデザイン、プログラミング、イラスト、ビジネス、資格の勉強などオンラインで直接、教えて欲しい人と教えたい人をマッチングするサービスが流行っています。

そしてオンラインによる指導やコミュニケーションは今後、ますます普及していくのではないでしょうか。そもそも高校生が受験する大学ですら今やオンラインで講義が主流の時代です。オンラインで何かを教えた経験は、社会人になってからも使えるスキルになります。

家庭教師もオンライン指導が当たり前に

家庭教師はオンライン指導が当たり前になりました。試しに「家庭教師 オンライン」とパソコンやスマートフォンで検索してみると、新しいオンライン家庭教師サービスが増えていることが分かります。オンラインが当たり前になったことで家庭教師も生徒も、地理的な制約がなくなり、全国の生徒とマッチングできるようになったのは、家庭教師業界でも大きな変化だったのではないでしょうか。

今や学生も社会人もZoomなどのオンラインビデオツールで、コミュニケーションを取るのが当たり前の時代です。既にオンラインによる指導は特別なことではなくなってきています。

アプリで勉強するのが当たり前の令和の学生

今の学生は大手企業の学習アプリのコンテンツを、スマートフォンやタブレットで見て勉強しています。つまりオンラインでの学習が当たり前の環境で育っています。そのため家庭教師の指導もオンラインの個別指導でも、特に違和感なく受けいれられる土壌が既にあります。

もちろん画面越しで実際に目の前で教えて欲しいという需要もありますが、オンライン指導も既に特別なものではないのです。これから家庭教師アルバイトをする際は住んでいる場所、関係なく全国の生徒とマッチングする可能性があります。生徒、家庭教師ともに地理的な制約なしに、より良いマッチングができる可能性もあるのでオンライン化は悪いことではありません。

オンラインで何かを教える仕事は学校の勉強だけにとどまらない

オンラインで何かを教える仕事は学校の勉強だけにとどまりません。今では副業ブームでライティング、デザイン、プログラミング、オンライン事務、資格の勉強などをオンラインで教えてもらえるサービスが人気です。この流れはコロナウイルスがおさまったとしても、残るでしょう。

これまでは大規模な会場を借りなければ実現できなかったセミナーも、今では会場費なしでオンラインのサービス費だけで500人程度、集めた大規模な集会も可能です。つまり、オンラインで何かを教えたり、取り仕切ったりする経験は無駄にならないということです。

エアビーやMENTAなどで社会人のオンライン家庭教師が流行中

オンライン家庭教師の社会人版の事例をご紹介します。例えば民泊で有名なエアビーは今、コロナの影響で民泊が難しいことからホストがオンラインで、何かを教えたり紹介したりできるプラットホームを用意しています。
日本ならばMENTAというサービスがあり、メンターになりたい人と教えてもらいたい人をマッチングが可能です。オンラインで家庭教師をすれば、生徒に教えるだけでなく将来、エアビーやMENTAなどで自分のオンライン指導やレッスンの副業をするための練習にもなります。

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まとめ

オンラインの家庭教師のサービスが今や珍しくなくなりました。そしてオンライン家庭教師の経験は将来の副業にも役に立ちます。なぜなら社会人の間でもオンラインで何かを教えたり教えられたりという、やりとりが今や活発だからです。大学を卒業して社会人になってから、勉強だけでなく仕事で学んだ得意なことをオンラインで教えることができれば十分、副業として成立します。

家庭教師を実際の家庭でするよりもオンラインでする方が、もしかしたら将来の副業にも役に立つ…そんな時代になったのかもしれませんね。

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家庭教師の仕事が見つからない?それなら複数登録がおすすめ

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家庭教師の仕事が見つからないと悩んでいませんか。家庭教師センターに登録しても必ず依頼があるわけではありません。需要とタイミング次第では、仕事の依頼がこないことも珍しくないからです。特にアルバイト希望者が多すぎるときや、感染症対策などの影響で家庭教師を依頼したいご家庭が減少しているなど様々な外部要因で仕事の依頼がなくなってしまうことがあります。

そこで、おすすめなのが登録先を分散させることです。複数に登録しても大丈夫なの?と思う方もいるかもしれませんが、就業規則などで特別な縛りでもない限りは特に問題はありません。そこで本記事では、家庭教師センターを複数登録することのメリット・デメリットについて解説します。

家庭教師センターに登録しても見つからない?

大学生ができるアルバイトが減っています。特に首都圏や都市部では観光業や飲食店をはじめとした雇用が減少しています。コロナウイルスの感染拡大の影響で雇用全体が縮小しているからです。家庭教師のアルバイトも例外ではありません。見ず知らずの家庭教師を家にあげることを、感染症の観点から敬遠する保護者も少なくないからです。学力や能力に関係なくタイミング次第で仕事の依頼が減ってしまう時期があるのは仕方のないことです。

家庭教師センターは複数登録しても問題はない?

家庭教師センターの複数登録は可能です。

就業規則などで、よほどの縛りがない限りは問題ありません。家庭教師センターは登録者の人、全てに仕事を依頼できるわけではありません。そのため基本的に登録だけをさせて他の家庭教師センターに登録させないということは、基本的にはしづらいのです。念のためアルバイト先や就業中の会社などがあれば、確認した方が無難ですが、複数登録自体は基本的に問題ありません。

家庭教師センターに複数登録するメリット

家庭教師センターに複数登録するとメリットが多数あります。

例えば

・条件の良い依頼を選べるようになる
・家庭教師の依頼の話が来やすくなりアルバイトできる可能性があがる
・一つの家庭教師センターと折り合いがつかなくても、違う家庭教師センターと仕事をすれば良い

など複数登録をすることでリスク分散にもなります。選択肢も増えます。
しかも登録するだけなら基本的にお金はかかりません。アルバイトできる可能性を広げるためにも、家庭教師センターには複数登録することを基本的におすすめします。

家庭教師センターに複数登録するデメリット

家庭教センターに複数登録するデメリットもあります。

例えば

・家庭教センターによって運営ルールが異なる
・教材などが変わってしまう
・確定申告などが面倒になってしまう

複数登録することで少し煩雑になってしまうことはあります。家庭教師センターによって特色があり、使っている教材が異なっていたり教育方針が異なっていたりします。そのため登録する家庭教師センターを増やしすぎると煩雑になってしまうかもしれません。

また、複数の事業者からアルバイト代をもらってしまうと確定申告をする必要が出てきます。なぜならダブルワークで年103万円の収入を越えてしまうと課税対象になってしまうからです。片方で年末調整、どちらも年末調整をしていない場合、どちらも原則、確定申告をする必要があります。合計収入が103万円以下であっても税金を多く払い過ぎている可能性があり、確定申告をしなければ払い過ぎた税金が返ってきません。

このように指導面と事務面で少し、面倒なことになってしまうのがデメリットです。

家庭教師センターに複数登録してアルバイト先をうまく探そう

家庭教師センターといっても受験対策に強いところもあれば、不登校支援に力を入れているところもあります。つまり、それぞれ個性があります。そして実際に所属、登録しなければ自分に向いているのかどうか、分からないのが一般的です。

少し事務的にも面倒になってしまうデメリットはありますが、それを差し引いても複数の家庭教師センターに登録することで仕事の依頼が増えたり、条件を選びやすくなったりとメリットの方が勝ります。うまく複数の家庭教師センターに登録して働きやすい家庭教師センターに巡りあえるといいですね。

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まとめ

家庭教師センターに複数登録するメリット・デメリットをご紹介しました。デメリットは指導面、事務面で煩雑になってしまうことです。しかし、条件を選べるようになったり、仕事の依頼が来やすくなったりとメリットも 多いため特にこだわりがなければ複数の家庭教師センターに登録してみてはいかがでしょうか。

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家庭教師は受験に失敗した生徒にどう指導するべき?

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受験に成功した生徒を送り出すのは難しくありません。「合格おめでとう!」だけでも済んでしまうからです。家庭教師の力が問われるのは受験に失敗した生徒への対応です。これは家庭教師だけでなく小・中・高の教師の進路指導でも同じことが言われています。

本当に難しいのは受験に失敗した生徒へのフォローです。残念ながら指導した生徒が全員、第一志望に合格するとは限りません。また不本意入学を引きずってしまい進学先で卑屈な態度をとってしまい前に進めなくなる生徒も出てきてしまいます。

では、どのように生徒に指導するべきなのでしょうか。基本は受験合格より先にある生徒の未来を明るく前向きにするような指導です。受験に失敗してしまった生徒への指導について解説します。

本当に難しいのは受験に失敗した生徒への接し方

第一志望の高校や大学に思い入れが強い生徒ほど、受験に失敗したときの精神的なショックは大きいものです。そして試験はいくら対策をしても最後は「水物」です。どうしても運の要素が絡んでしまうので、模試でいくら合格判定でAをとっていても失敗してしまうことはあります。

特にセンター試験から大学入学共通テストへの移行で、受験のルール自体が大きく変わり定石と言われる対策が通じなくなってしまうことも珍しくありません。例えば第一回の大学入学共通テストの英語の問題は、事前に確認できたらサンプル問題よりも難易度が高く量も多く、SNSでは多くの受験生が悲鳴をあげていました。特に2021年度の受験は番狂わせが多く起きると予想されます。

受験に失敗してしまった受験生によってはら落胆したり、絶望したり、燃え尽き症候群になってしまいます。自分を否定しまう態度をとってしまいます。さらに周りの生徒や知り合いと比べて、自己嫌悪に陥ります。そして多感な思春期ともなれば、接し方が難しくなるのは当然です。

鉄則:失敗を絶対に責めないこと。失敗した生徒もほめてあげること。

家庭教師がまず受験に失敗した生徒にしてはいけないのは、受験失敗を責めることです。もちろん、露骨に受験失敗を責めるような家庭教師はいないと思います。

しかし「ここをこうすれば、合格できたかもしれない。」というような、一見、建設的な意見も生徒にとっては責められているように感じてしまう可能性があります。

受験に失敗した生徒、第一志望に合格できなかった生徒には、「よく頑張ったね」とほめてあげましょう。第二志望、第三志望の合格までも肯定的な声をあげてあげましょう。

具体的に今後の進路を一緒に考えてあげる

結果を受け止めたうえで、今後の進路相談に乗ってあげることも大切です。例えば大学ならば医者や看護士のように特定の学部を出なければ、なれない職業もあります。例えば偏差値が高い、低いだけの問題ならば職業選択には影響はないでしょう。

しかし、そうでないケースなら目標にしている進路をそもそも諦めるのか、浪人するのかといった選択も決めなければいけません。また浪人する場合、家庭教師を継続するのか予備校を紹介するのかといった学校卒業後のアフターケアも欠かせません。保護者や家庭教師センター、また生徒が在学している学校の指導も勘案しながら生徒と一緒に進路を考えてあげることも大事です。

本当に受験に失敗したのか?第一志望でなくても夢は実現できる

そもそも受験に失敗したのか?という考え方もあります。例えば偏差値70の法学部が第一志望だったのに、落ちて偏差値が60程度の法学部は合格したとしましょう。そこで生徒が大学のネームバリューだけを見てしまい、浪人を決断するとしたら一度、考える機会を設けてみるといいかもしれません。

偏差値70の法学部に落ちたから来年、合格できるかどうか分からないのに1年浪人して無駄にするよりも、偏差値60の法学部に入って司法試験や司法書士、行政書士などの勉強に早くとりかかる方が良いという考え方もできます。実は生徒が失敗したと思っているだけで受験の先の人生には、それほど大きな影響がないこともあります。家庭教師は一歩、先をいく大人として生徒にアドバイスをしてあげましょう。

前向きな態度をもった生徒を次のステージに送り出そう

第一志望に合格できないと、進学先で卑屈な態度をとってしまう生徒がいます。例えば「●●大学が第一志望だったけど、滑り止めのこんなところしか入学できなかったから…」と自信をなくしてしまうケースです。しかしそんな態度をとっている暇があるほど高校や大学の3年間は長くはありません。受験結果は結果としてしっかりと受け止めて次のステージに前向きに送り出すことを心がけましょう。

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まとめ

生徒が受験に「失敗」したとしても、結果を受け止め生徒が前向きになれるように接しましょう。そのうえで具体的な進路、方向性を家庭教師は一歩、先をいく大人として一緒に考えてあげましょう。家庭教師の仕事はただ勉強を教えるだけではなく、生徒をより良い進路、方向に導いてあげるサポートをすることです。