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高校生の家庭教師バイトは本当におすすめ?気になるポイントを解説


「家庭教師バイトで高校生の指導に興味があるけど、小学生・中学生の指導にも興味があって迷っている……」

このような悩みはありませんか。同じ家庭教師バイトでも高校生とそれ以外の学校種では適性や求められることが違います。また、せっかくアルバイトをするのですからバイト代の相場や気をつけるべきポイントを気にする方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では家庭教師バイトでも特に高校生を相手にするケースで多くの方が気になるポイントについて解説します。本当に高校生の家庭教師バイトで良いのかどうかを考えるきっかけになれば幸いです。

高校生相手の家庭教師バイトの時給相場

高校生向けの家庭教師バイトの時給は地域や受験対策をするかどうかなどで大きく左右されます。ただ一般的には時給1,500円〜3,000円の間におさまることが多いようです。また、難関大学受験、医学部受験対策など指導が難しいケースでは時給3,000円を超えることもあります。

ちなみに高校生向けの家庭教師を志望される方で「在籍している大学の偏差値で時給は変わるの?」という疑問を持たれている方が多いのですが、原則、在籍大学で時給が増減することは稀です。ただし、難関大学受験や医学部受験に特化した家庭教師センターで特定の大学の学生を積極採用していて、時給を高めに設定しているというケースはあります。ただ、本当に例外なので、そこまで気にすることはないでしょう。

高校生相手の家庭教師バイトはどんな人に向いている?

高校生相手の家庭教師の指導では、より教科指導に重点がおかれます。英語でも数学でも高い理解度と指導力が求められます。特に自分の担当する科目なら大学入学共通テストや難関大学の問題も自力で解けるだけの学力がなければ、指導は難しいかもしれません。逆に得意科目の知識や指導なら自信があるという方なら高校生向けの家庭教師に向いています。

もちろん、高校生相手でも小中学生の家庭教師と同様に保護者との関係性をうまく作る力、勉強する習慣を身につけてもらえるような工夫などが必要なことは変わりません。ただ、高校生レベルの教科指導をしっかりできるかどうかが重要です。少なくとも解説を読んでどんな難問でも、大体は理解して解説できるほどの自信はある方が良いでしょう。

高校生相手の家庭教師バイトのメリット

人によりますが、教科指導に占める割合が生活指導・生徒指導よりも高いのは高校生相手の家庭教師のメリットと言えるでしょう。また年齢が近い生徒に教えることになるため発達段階に応じた言葉づかいなども、小中学生に比べれば必要ありません。また大学生の場合、大学受験を経験してそれほど経っていないので新鮮な知識と経験を指導に役立てることもできます。

小学生や中学生の指導だと学習指導要領や傾向など、家庭教師が小中学生だった頃と比べて変わっていることも多いため改めて最近の傾向などを抑えなければいけないことが多々あります。

高校生相手の家庭教師バイトのデメリット

高校生相手の家庭教師のデメリットは以下の通りです。

・高校生を指導する難易度が高い
・指導内容が大学受験対策に偏りがち
・大学受験生の担当は責任が重い

高校生相手の家庭教師のメリットは教科指導に集中できる点ですが、人によってはデメリットにもなります。
高校生向けの内容は大学受験レベルなので、当然、教科指導をするには相応の知識・経験・指導力が必要です。
場合によっては得意科目でも理解できない問題が出てくるかもしれません。

また大学受験対策が多いため、教科そのものの楽しさを伝えたいという人だと物足りなく感じることもあるかもしれません。そして、年齢が近いからこそ生徒と先生としての距離感が曖昧になったり、やりづらくなったりすることもあります。そして、大学受験生を担当する場合は責任も重大です。

しかし、高校生相手の家庭教師のアルバイトには難しさもありますが、相応のやりがいもあります。人生の岐路に立っている高校生の指導をやりきったという経験は、きっと社会人になってからも役に立ちます。

まとめ

高校生向けの家庭教師バイトについて解説しました。小学生向け、中学生向けの家庭教師とはまた違った難しさがある高校生向けの家庭教師。高い教科指導力が問われ、特に大学受験の指導は責任重大です。しかし、相応のやりがいのある仕事なので挑戦するだけの価値は十分にあるのではないでしょうか。

中学生相手の家庭教師バイトは本当におすすめ?気になるポイントを解説


「中学生相手の家庭教師バイトに興味があるけど、小学生・高校生相手の指導と迷っている」

このような悩みはありませんか。家庭教師のアルバイトと一口に言っても中学生向けと、それ以外では求められる資質は異なります。中学生は特に多感な時期で小学生・高校生への指導とは違った資質や適性が必要です。
また、せっかくアルバイトをするのですから時給も気になるのではないでしょうか。

そこで本記事では、中学生の指導に興味がある家庭教師バイトを志望する方のために気になるポイントを解説します。

中学生相手の家庭教師バイトの時給相場

中学生相手の家庭教師バイトの時給相場は地域や家庭教師センターにもよりますが、概ね1,300円〜2,000円の間におさまることが多いようです。小学生・高校生の家庭教師バイトの時給の幅とそれほど変わりません。ときどき1コマ2,000円以上のアルバイトもありますが1コマが1時間ではなく90分になっていることもあるため、時給なのか、1コマあたりのアルバイト代なのかは事前に確認しておくと良いでしょう。

中学生相手の家庭教師バイトはどんな人に向いている?

中学生は思春期で多感な発達段階です。中学生なりの人間関係や進路の悩みを抱えています。学校によっては部活などで忙しく疲れた中で家庭教師の指導を受ける生徒もいます。そんな中学生に対して、しっかり向き合って指導できる人は中学生相手の家庭教師に向いているのではないでしょうか。

また、中学校に入ると急に小学校の時に比べて学校の授業の進度が変わり勉強についていけなくなることも出てきます。苦手科目が出てくることもあります。特に家庭教師は苦手科目の指導を担当することが多いため、いかに生徒が苦手を克服できる指導をしてあげられるかも向き不向きに関わってきます。

中学生相手の家庭教師バイトのメリット

中学生相手の家庭教師バイトのメリットは以下の通りです。

・中学校種の教員採用試験の準備になる
・自分の得意科目のみを指導科目にしやすい
・多感な中学生の指導を通して人間的に成長できる

教員採用試験でも特に中学校種を受験する際には、実際に中学生を指導していた経験が生きるでしょう。また、小学校の家庭教師だと国語・算数を両方教えてほしいなどの要望もありますが、中学校の方が比較的、得意科目のみを指導科目にしやすいというメリットはあります。また、多感な中学生相手の指導を通して人間的に成長できる機会にも恵まれています。

中学生相手の家庭教師バイトのデメリット

中学生相手の家庭教師バイトのデメリットは以下の通りです。

・進路指導の要素も入ってくる
・苦手科目の克服が難しい
・生徒が思春期で多感なのでデリケートな対応が求められることもある
・部活などで疲れた状態で指導を受ける生徒も多い

中学生相手の家庭教師だと高校受験が視野に入ってきます。特に3年生を担当する場合は責任重大です。進路指導には家庭教師だけでなく、中学校・保護者・生徒本人それぞれの考え・立場があります。それぞれの立場を見極めながら家庭教師として生徒にどのように貢献できるかを考えて指導するのは、やりがいはありますが大変なところです。

また、中学生指導の場合、苦手科目を担当することも多く、いかに苦手意識を払拭できる指導をしてあげられるかも重要です。生徒が苦手でつまずいている科目を上手に指導しなければいけません。

そして中学生は思春期で多感な発達段階です。小学生よりも素直でもなければ、高校生ほど大人でもありません。
そんな多感な時期をしっかりと受け止められるかどうかも重要です。

あと、意外に見落とされがちですが、中学生の中には部活動が必須の生徒が多く、家庭教師の指導の時間が部活の後になることが多々あります。そのため指導する時間帯が夜遅めの時間が中心になったり、生徒が疲れきったりすることもあります。

中学生向けの家庭教師バイトには、このようなデメリットもありますが、それでもやりがいのある仕事であることに変わりはありません。小学校、高校にもそれぞれ難しいところはあります。あなたの適性がどの校種にあるのかを考えて家庭教師センターに登録すると良いでしょう。

まとめ

中学生向けの家庭教師バイトについて解説しました。中学生は多感な時期だったり、部活が大変だったり、進度が早く苦手科目ができやすい時期です。また高校受験も控えています。中学生向けの指導の大変さがありますが、それでもやりがいの校種です。小学生・高校生の家庭教師バイトと比べて悩んでいる人は参考にしてみてください。

小学生相手の家庭教師バイトは本当におすすめ?気になるポイントを解説


「自分は小学生・中学生・高校生のどの学校種に向いているのだろう?」と悩んでいませんか。

家庭教師のアルバイトと一口に言っても小学生・中学生・高校生で指導内容や求められる素質は異なります。
また、せっかくアルバイトをするのですからバイト代の相場や気をつけるべきポイントを気にする方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では家庭教師バイトでも特に小学生を相手にするケースで多くの方が気になるポイントについて解説します。小学生と中高生の指導のどちらを選ぶか悩んでいる方は参考にしてみてください。

小学生相手の家庭教師バイトの時給相場

小学生相手の家庭教師バイトの時給相場は地域によっても異なりますが、概ね時給1,300円〜2,000円程度におさまります。地域によって相場は変わってきますが1,500円前後あれば家庭教師バイトとしては、まずまずの時給と考えて良いでしょう。

ただし時給が高ければ効率よく稼げるとも限りません。
例えば

・どれだけコマ数を週に入れてもらえるのか?
・指導時間外にどれだけの仕事をしなければいけないのか?(日報、事務、教材研究など)
・通勤にかかる時間

など、時給が100円〜200円程度高くても通勤に時間がかかりすぎたり、指導時間以外にやることがあまりにも多かったりすれば効率よく稼げるというものでもありません。時給は高いに越したことはありませんが、家庭教師バイトは指導時間外にも意外にやることがあります。また、いくら時給が高くても週に1回しかコマを入れてもらえなければ、あまり稼げません。

そのため、時給が相場に対して高いか安いかだけをみるだけでなく、時給以外の部分も総合的に考えて家庭教師センターを選ぶことが大切です。

小学生相手の家庭教師バイトはどんな人に向いている?

・子供が好き
・児童の発達段階に合わせて、言葉や態度を変えられる人
・小学生に適した指導ができる
・子供だけでなく保護者とコミュニケーションを取ることが得意な人

このような人が小学生相手に家庭教師バイトに向いています。まず、子供が好きでなければ小学生相手の家庭教師バイトはおすすめできません。学年にもよりますが子供は本当に純粋で気ままです。例えば中高生なら先生に気を使うようなことも、小学生だと先生に遠慮せずに何でも言ってきます。全然、話を座って大人しく聞いてくれないこともあります。子供には純粋でときに残酷な面もあ李ますが、そこを含めて子供が好きだという人でなければ指導していてストレスがたまってしまうでしょう。

また、小学生の指導で注意したいのが発達段階に応じた指導です。例えば方程式を使えば簡単に答えが出せる問題も小学校で習った範囲内の知識だけで問題を解かなければいけない制約があります。例えば中学受験によく出てくる鶴亀算を方程式で解かせてはいけません。また、小学生は抽象的な思考よりも具体的な思考を得意としているため、上手に図解を利用したり、手を動かして考えてもらえる教材を用意したりするなどの工夫も必要です。

そして小学生の指導では保護者と上手にコミュニケーションをとれる力も大切です。小学生の指導では、中高生の指導よりも保護者が幼い子供を心配するためです。特に低学年を指導することになったら、より保護者とのコミュニケーションの比重は増すと考えて良いでしょう。

これらの条件に、あなたが適しているかどうかを考えて指導する学校種を選ぶことをおすすめします。

小学生相手の家庭教師バイトのメリット

小学生相手の家庭教師バイトのメリットは概ね以下の通りです。

・子供と接することで自分の勉強や人間性にもプラスになる
・小学校全科の対策になる(教員採用試験)

子供と接することを通して人間的に成長できます。子供を上手に相手にしたり指導したりするには、学生自身が良い大人でなければできないことです。普段、接する機会がない子供と接することで学べることが多いのは小学生向けの家庭教師の良いところでしょう。

また教員採用試験で小学校区分を受験する場合、筆記試験に小学校全科という科目が多くの自治体であります。
部分的にはなりますが、その対策にもなります。模擬授業などをする際にも子供を実際に指導した経験を活かすことができるでしょう。

小学生相手の家庭教師バイトのデメリット

小学生相手の家庭教師バイトのデメリットは概ね以下の通りです。

・中学受験の指導内容が意外に難しいことがある
・子供や保護者との信頼関係を築くのが大変なこともある

「小学生向けだから教科指導は難しくない」と考えるのは間違いです。例えば中学受験の指導をする場合、小学校で習う範囲内で問題を解かなければならず、しかも知能テストのような頭の柔軟さが試される問題も多いため中高の指導よりも難しいことがあります。中学受験を担当する場合は中学受験の経験がある方が有利です。

また、子供や保護者との信頼関係を築くのが大変なこともあります。子供がなかなか、いうことを聞いてくれない、保護者が過保護過ぎて大変ということも珍しくありません。

しかし、それらのデメリットを覆すぐらいに小学生相手の家庭教師の仕事はやりがいがあります。ただし、デメリットが気になるなら中高生の指導も考えてみると良いでしょう。

まとめ

小学生向けの家庭教師アルバイトについて解説しました。小学生向けの家庭教師には小学生相手だからこその大変さはあります。しかし、小学生相手だからこそのやりがいもあります。その大変さを事前に理解した上で後悔のないアルバイト選びをしましょう。

家庭教師アルバイトは大学のテスト期間は休める?休めない?


家庭教師アルバイトを希望している大学生が不安に思うことの一つが、「大学のテスト期間は休ませてもらえるのかどうか?」ではないでしょうか。大学のテストの成績が将来の就職に影響したり、希望のゼミに入れるかどうかの判断材料にされたりすることもあります。アルバイトでテスト前に対策できないことを不安に感じるのも無理はありません。アルバイトを始めたいと思っていても「テストが近いから先延ばしにしよう」と決める方もいるでしょう。

本記事では「家庭教師アルバイトは大学のテスト期間に休めるのかどうか?」について解説します。

家庭教師はご家庭との交渉次第では休める

テスト期間に休めるかどうかは、原則ご家庭との交渉次第で決まります。

家庭教師のシフトは、ご家庭との交渉次第で決まるのが一般的です。曜日や時間が固定で動かせないアルバイトに比べると比較的、テスト期間に休みやすいアルバイトと言えそうです。塾のようにたくさんの生徒を集団指導するアルバイトよりも一つのご家庭と交渉すれば良いので融通はきくでしょう。

ただし、ご家庭側にも都合があります。例えばテスト期間であっても生徒のテスト前には必ず来てほしいという強い要望があるケース、どうしてもテスト期間の間でなければ受け入れができないケースなどもないとはいえません。

家庭教師がテスト期間に休むコツ

家庭教師がテスト期間中に休むコツは2つあります。

・普段からご家庭との関係性を良くしておく
・前もってテスト期間に休むことを伝えておく

まず、ご家庭とシフトを交渉する際に普段から、ご家庭との関係性をよくしておき相談しやすい状態をつくっておくのが大切です。普段から挨拶をしっかりしておくこと、コミュニケーションを適度にとっておくことで話を通しやすい関係性を築いておきましょう。

そして、テスト期間がいつ頃になるかが事前に分かっている場合は事前に「テスト期間中は休ませてほしい」という旨を伝えておくのも有効です。例えば契約が始まる前に「大学のテスト期間の7月下旬の1週間はシフトを入れられません」と伝えて事前に休める約束をしておきましょう。

また、ご家庭だけでなく家庭教師センターに登録・面接をする際にも「テスト期間は休めるかどうか?」を事前に確認しておくこともおすすめします。

テスト期間に休めそうにないならどうする?

「ご家庭と交渉してもテスト期間に休めそうにない……」ということもあるかもしれません。
その場合はどうすれば良いでしょうか。

契約前に休みたい旨を伝えて休めなそうな場合は、そのご家庭の生徒の指導を見送ってしまうのも手です。ただ、事前に休める約束をしていたのに、後からテスト期間も休まずに来てほしいと言われた場合はどうすれば良いでしょうか。
その場合は「事前に約束したから、来ることはできない」としっかり主張して、ご家庭の出方を見てみましょう。
万一のときのために、テスト期間中は休んでも良いと許可を事前に得た場合は紙に書いておくなど形に残しておくことをおすすめします。

大学のテスト対策は事前準備が重要

大学のテスト期間はできる限りテストに集中したいものです。ただ、家庭教師のアルバイトは他のアルバイトに比べると拘束時間は短いため、指導が入ったとしても数時間で解放されます。そのため意外に家庭教師のアルバイトをしてもしなくてもテストの成績にそこまで影響がないということも考えられます。

また、家庭教師アルバイトの通勤時間と指導時間で3時間〜4時間でテストの点数が大幅に左右されるという状況自体を事前に避けるべきです。そのためには、テスト直前になって対策をはじめるのではなく、普段から大学のテストも見据えて講義を受けておくことが重要なのではないでしょうか。

まとめ

家庭教師アルバイトはテスト期間に休めるか休めないかについて解説しました。

結論、ご家庭との交渉次第で休めるかどうかが決まります。そのためには普段からコミュニケーションをとって関係性を築いておくこと、そしてテスト期間中は指導に入れない旨を事前に伝えておくことの2つを心がけてください。

ただ、そもそも家庭教師は他のアルバイトに比べ1日あたりの拘束時間は決して長くありません。そのためテスト期間に指導のシフトが入ったとしても、それほどテスト勉強に影響せずに済むこともあります。心配しすぎなくても良いのではないでしょうか。

家庭教師アルバイトで不登校の生徒はどう指導する?


家庭教師アルバイトの仕事は受験対策や定期試験対策だけではありません。中には不登校の生徒を専門に指導する仕事もあります。もし家庭教師バイトをはじめて不登校の生徒を担当することになったら、「不登校の生徒と接したことがないけど、どうすればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

もちろん家庭教師センターそれぞれの方針で違いはありますが、一般的に不登校の生徒の指導をする際にどのような仕事をするのかについて解説します。

①生活習慣のサポート

不登校の生徒は学校に通わずに家にいるため、どうしても生活習慣が不規則になりがちです。生活習慣が不規則になると勉強する習慣やリズムをうまく作れなかったり、夜ふかしをしすぎたり、朝起きられなくなったりしてしまいがちです。家庭教師センターの中には生活習慣をサポートする専任のサポーターを置いているところもあるようです。家庭教師センターの中には、生徒の生活習慣のサポートまで依頼される可能性もあるかもしれません。例えば指導にいった際に生活習慣の記録をつけてもらい、振り返りをする、生活習慣の計画をたてたりなどやることは様々です。

②学力を伸ばすサポート

不登校だと学校の授業を受けていないわけですから、勉強するべきことを勉強できていない状況になりがちです。
そのため学力を伸ばすためのサポートも家庭教師がします。例えば学校で勉強する内容を確認して、それに追いつけるようにカリキュラムを考えて指導に落とし込んだり、足りない部分を補強して補ったりもします。不登校の場合、学校がどのような内容をどのようなペースで教えているのかを把握することも大切です。多くの場合、家庭教師センターで指導の内容・進め方などのデータを持っているため、それらを参考に指導することもあります。一方、そのようなデータがない場合は地道な情報収集などが必要になることもあるでしょう。

③受験のサポート

受験を希望している場合は、受験のサポートも家庭教師の仕事になります。特に不登校の場合、学力的にどこの中学・高校に進学するのも難しいというケースが多々あります。そのため基礎・基本をしっかり身につけてもらい、自分の力で最後まで問題を解ききる学力を生徒に身につけてもらえる工夫が必要です。

④精神面のサポート

不登校の生徒の中には精神的に情緒が不安定な生徒もいます。また不登校であることを引け目に感じているケースもあるかもしれません。明るくふるまっていても心の中で不安というケースもあるでしょう。家庭教師は不登校の生徒のよき相談役、話し相手になってあげることも時には必要です。不登校だと家族以外の人と接する機会がどうしても少なくなってしまいます。だからこそ、よき相談役、話し相手になってあげながら不登校の生徒をケアしてあげることも大切です。

どんな家庭教師が不登校の生徒指導に向いている?

不登校の生徒指導に向いている家庭教師の条件として、「目の前の生徒に対して真剣にいられるかどうか」は外せないでしょう。不登校と一言でいっても生徒の数だけ生徒の課題、悩みがあります。その一人ひとりの課題や悩みに真剣に向き合える家庭教師が不登校の生徒指導に向いているでしょう。

また、将来的に教育関係の仕事に就きたい方にも不登校の生徒指導の仕事は良い経験となるでしょう。特に義務教育の教員は学校にくる生徒だけではなく不登校の生徒のことも考えてあげなければいけません。年々、増える不登校の数を考えると、担当するクラスに不登校の生徒がいることは珍しくないことです。ただ教室の中、学校の中だけで指導をすると不登校の生徒の実情は想像の域をなかなか出ない状態で接することになります。だからこそ実際に不登校の生徒を指導したという経験は将来、教職につくときに役立つのではないでしょうか。

まとめ

家庭教師で不登校の生徒を指導する際の仕事内容、気をつけるべきことについて解説しました。不登校の生徒が増える中、家庭教師のアルバイトで不登校の生徒を指導する機会もあるかもしれません。中には不登校の生徒専門の家庭教師センターもあるほどです。

生活習慣、学力、受験、精神面などサポートするべきことはたくさんあります。ただ、一番、大切なのは目の前にいる生徒と向き合うことです。大変なこともあるかもしれませんが、その分、やりがいのある仕事です。

家庭教師アルバイトは本当に危険?心配しすぎなくても良い理由を解説


家庭教師アルバイトについて調べているとネガティブな意見が目に入ることがあります。中には家庭教師アルバイトは危険だという極端な言葉を目にすることもあるのではないでしょうか。確かに家庭教師アルバイトに限らず社会に出て働く際に危険な目にあう可能性はあります。しかし、過度に神経質になりすぎることもありません。

でも、「家庭教師アルバイトをはじめるのは危険じゃない?」「何か事前に気をつけるべきことはある?」といった不安や悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。そこで本記事では、家庭教師アルバイトが危険と言われる理由や危険回避のコツを解説します。

家庭教師バイトが危険と言われる理由

家庭教師バイトが危険と言われる主な理由は以下の通りです。

・生徒との人間関係のトラブルの可能性があるから
・密室の指導でトラブルが起きる可能性があるから
・保護者が契約を履行してくれない可能性があるから

まず、家庭教師は1対1の指導をすることになります。1対1での指導は相性が良ければ良いのですが、悪いととてもギクシャクしてしまうこともあります。場合によっては喧嘩になったり、重い空気になったりすることも。
特に指導で厳しくしすぎたり、理不尽なことを言ってしまったりするとトラブルになりがちです。また先生と生徒が異性の場合も仲良くしすぎると保護者と生徒に変に勘違いをされてしまうこともあるかもしれません。

家庭教師アルバイトは多くの場合、密室での指導になりがちです。そのため隔絶された空間でトラブルが起きてしまうこともあります。周囲の目がないところほどトラブルは起きがちです。

また、生徒と問題はなくても保護者が月謝を支払ってくれなかったり、無理難題を要求してきたりすることもあります。

家庭教師バイトの全てがこのようなトラブルに直面するわけではありませんが、トラブルが起きる可能性がゼロとは言えません。

家庭教師バイトで危険を回避するコツ

家庭教師バイトで危険を回避するコツは以下の通りです。

・直契約を避ける
・社会人として常識的な対応をする
・家庭教師センターを含めたくさんの人との関わりを大切にする(一人で悩まない)

まず家庭教師バイトで直契約をするとトラブルに巻きこまれる可能性が高くなります。もちろん直契約の全てが危険なわけではありません。しかし、全く見ず知らずのご家庭との直契約の場合、金銭的なトラブル(未払いなど)が起きたりすると、後が大変です。直契約は指導以外のトラブル対応も家庭教師が一人で担う大変さがあることに注意しましょう。

社会人として常識的な対応もトラブルから身を守るコツです。生徒に馴れ馴れしくしすぎないこと、プライベートと仕事をしっかり切り分けて考えること、必要なことをタイミングよく報告したり相談したりすることなど一家庭教師として自覚をもつことがトラブル回避につながります。しっかりした家庭教師センターならば、家庭教師としての立ち振るまいなども研修で教えてもらえるでしょう。

また家庭教師をする際に一人で悩みすぎないことも大切です。一人で悩まずにたくさんの人を巻きこむことでトラブルの突破口が見えてくるはずです。指導・就業面でのトラブルがあれば、家庭教師センターをはじめとした周囲の人たちに相談してみることが大切です。

家庭教師バイトは気をつければ危険ではない

家庭教師バイトは確かにトラブルが起きるなど危険なこともあるかもしれません。しかし、それは他のアルバイトでも同じことです。飲食店でも小売業でもコンサートの設営でも、配達でも働くからには、それ相応の危険なことはあります。大事なのは危険があることを前提に動くことです。そして、もし危険なことが起きても冷静に対処することです。どんな仕事も危険、トラブルが完全にないわけではありません。だからこそ事前によくある危険を理解しておくことが大切です。

信頼できる家庭教師センターに一括登録がおすすめ

家庭教師アルバイトで危険を避けるには、信頼できる家庭教師センターからの紹介で仕事をするのがおすすめです。家庭教師センターの中には残念ながら、家庭教師を募集して高額教材の販売を強要するなどしてトラブルになっているところもあります。だからこそ最初の家庭教師センター選びが大事です。キャンパスライフでは信頼できる家庭教師センターに一括登録できます。もし、家庭教師センター選びに迷ったらキャンパスライフに登録してみてはいかがでしょうか。

まとめ

家庭教師は本当に危険かどうか?について解説しました。確かに家庭教師のアルバイトには危険なこともあるかもしれません。しかし、他のアルバイトでも同じように危険なことはあります。大事なのは危険があることを事前に理解し、十分に注意しておくこと。そしてトラブルが起きても冷静に対処することです。

また、家庭教師センターを選びの段階でもトラブルが起きづらいしっかりした家庭教師センターに登録しておくこともトラブル回避で効果的です。キャンパスライフのでは信頼できる家庭教師センターが揃っているため、もし興味があれば登録してみてはいかがでしょうか。

家庭教師アルバイトはAI時代でどう変わっていく?


2023年、SNSでもテレビでもAIが話題になっています。AIという言葉自体は既に珍しいものではありません。
民間の家庭教師・塾・通信教育の業界でもAIを使った教材などもありました。しかし、AIは一般的に普及するほどの精度も良くなければ使い勝手もよくなかったため、それほど話題ではありませんでした。

ただ2023年前後からAIの精度が急に向上しChatGPTというAIのサービスを筆頭に、AIが再注目される情勢となりました。情報アンテナの高い大学生の中には既にレポートなどで活用し始めている方も多いのではないでしょうか。一方、聞いたことがあるけどよく分からないという人もいるかもしれませんね。

本記事では家庭教師アルバイトはAIの時代にどうなっていくかについて考えてみたいと思います。

大学生の間でもAIが話題?ウワサのChatGPT

ChatGPT は OpenAI というアメリカの人工知能研究所が開発した対話に特化したAI 言語モデルです。なんと質問を入力すると人間が答えを返してくれるのと同じように返答してくれます。アメリカのスタンフォード大学の学生アンケートでは、約17%がChatGPTを課題や試験に使っているという回答があったようです。なんと、医師免許の試験、経営学修士課程の試験にも合格できる精度の高さがあるとも言われています。この流れはすぐに日本にも訪れるでしょう。

家庭教師アルバイトも生徒もAIを使う未来

家庭教師アルバイトがAIを道具として使う未来はすぐに訪れそうです。普段のレポート、課題などに使うに当たってとても便利なツールなのですぐに広がるでしょう。ただ、それは大学生に限った話ではありません。

高校生、中学生、場合によっては小学生も同じようにAIを道具として使うことになる可能性は十分に考えられます。となると、「生徒に分からないことを聞かれたらAIを使って誤魔化せば良い」という考え方では通用しなくなります。教わる側の生徒もAIを道具として使う状況で家庭教師として指導をしなければいけなくなるでしょう。

AIは指導で活用できる部分もあるが万能ではない

AIはとても便利な道具です。しかし万能ではありません。理由はAIが必ず正しい解答をしてくれるとは限らないからです。例えばChatGPTに「横浜でランチにおすすめの店を紹介して」と質問すると、架空の存在しないお店を答えてくることがあります。またAIが学習する先のデータ自体が間違っている場合は当然、間違った回答をしてきます。つまりAIの回答は参考にはなっても鵜呑みにできないのです。

家庭教師は今後、いっそう指導力と調べる力が必要になる

AIが当たり前のように大学生にも生徒も使うようになる時代が到来したら、家庭教師にはどのような力が求められるようになるでしょうか。

・調べる力
・指導力

この2つがますます求められるようになるはずです。AIはWebの膨大なデータから答えを導き出します。しかし、Webで中身が公開されているわけではない教科書の内容、専門書の内容を学習データにはできません。つまりAIが調べられない媒体から調べる力があると良い家庭教師になれそうです。大学受験、定期試験では中身は基本的に教科書や教科書に準ずる書籍などに沿った解答をする必要があります。

Webで公開されている一般論と定期試験、受験で求められる内容にはズレもあるため、家庭教師は「AIではこのように回答されているけど、教科書的には少し違う」など、指摘できるだけの調べる力があると良い先生と認めてもらえるかもしれません。

また、AIは生徒を励ましたり、メンタルケアをしたり、受験計画の組み立てまではサポートしてくれません。
このような総合的な指導はAIにはできませんから、単に物知りでAIが回答してくれることを機械的に回答する以外のところで力を発揮できるかどうかの良い先生の条件となるでしょう。

AIの時代でも家庭教師アルバイトは需要がある

AIの時代になったら家庭教師アルバイトの需要はあるの?と不安に感じる方もいるかもしれません。
「AIに分からないことを聞けば良いだけだから家庭教師アルバイトはいらなくなるのでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、AIの時代になっても家庭教師アルバイトは残るはずです。

AIは質問には回答してくれますが、正しいとは限りませんし、生徒を励ましてくれたり、弱点を補強してくれたり、受験を一緒に考えてくれたりまではしてくれないからです。それに質問に回答してもらうだけならAIを使わずともWebと検索エンジンをフル活用するだけでもなんとかなりそうなものです。しかし、検索エンジンを当たり前のように使える時代でも家庭教師アルバイトはなくなっていません。

ただ、AIが普及したら家庭教師も生徒もAIを道具として使うことを前提としたコミュニケーションになっていく可能性はあります。その際に、調べる力と総合的な指導力の面が良い先生の条件となりそうです。

まとめ

AI時代の家庭教師についての未来予測を解説しました。AIサービスのChatGPTはアメリカの大学生の間でも使われるようになってきており、日本の学生もAIを当たり前のように道具として使う時代はすぐに訪れるかもしれません。しかし、AIは便利な反面、万能でもありません。

家庭教師のアルバイトは今後も必要とされるでしょう。ただ、AIの欠点を補う調べる力と指導力がますます重視されるようになりそうです。

大学生が家庭教師アルバイト選びで失敗しないコツは?


大学生にとって家庭教師は人気アルバイトの一つです。
時給も高く短い時間で効率的に稼げますし、やりがいのある仕事のため希望する人がたくさんいます。
しかし、数ある家庭教師アルバイトの仕事の中には「こんなはずじゃなかった…」と実際に引き受けてみて感じることもあるでしょう。

例えば、

・無理難題を押し付けられる
・ドタキャンばかりされて、時間を無駄にした
・高額教材を無理やり売らされる
・保護者対応が辛い

など実際に家庭教師アルバイトをやってみて後悔してしまう大学生も少なくありません。
もちろん家庭教師自身の心構えに問題があるケースもありますが、一方で選んだ家庭教師センターや派遣先のご家庭との相性が悪くて失敗してしまうこともあります。

そこで本記事では、家庭教師アルバイトをはじめる際に失敗しないためのコツを紹介します。

釣り案件?誇大広告に注意にする

家庭教師の求人広告の中には、「時給5,000円!」など、相場より高い時給を表記して人を集めているところがあります。しかし、蓋を開けてみると時給5,000円は本当に一部の医学部受験対策や難関大学受験などの担当者のみで、他の家庭教師の時給は相場以下だったということもあるようです。

このような誇大広告や勘違いしやすい表記・表現で人を集める手法を「釣り」と呼ぶことがあります。AmazonやApple、Googleなどの関係者を装って個人情報を盗もうとする「フィッシング詐欺」という言葉があります。

ネットには、このように人を騙そうとする「釣り=フィッシング」という手法が蔓延しているため、アルバイト探しに限らず慎重に情報を精査、確認することが大切です。

面接で家庭教師センターの雰囲気を確認する

面接は家庭教師センターが学生を判断する場です。しかし、同時に学生が家庭教師センターを判断する場でもあります。面接では求人広告では見えてこない、家庭教師センターの雰囲気や考え方、本音の部分が見えてくることもあります。面接では採用されるための自己PRなどは大切ですが、一方で応募した家庭教師センターが本当に、あなたが働くところとして適しているかどうかも考えましょう。

契約内容に注意する

大学生だと契約書を読む、確認するという経験があまりないのではないでしょうか。
契約書の細かい字、長い文面を読みきるのは面倒です。しかし、契約内容を良く読んで疑問に思ったところはチェックして、場合によっては家庭教師センターに質問してみることをおすすめします。

ただ、読むだけではなく自分ごととして考えてみてください。「もし、契約途中で辞めたらどうなる?」「ドタキャンされたときの保証は?」「自分が作った教材はどんな扱いになる?」「勝手に自分の個人情報や顔写真が使われたりしない?」など気になることを思い浮かべながら、しっかり契約内容を確認することがトラブルを未然に防ぐポイントです。

出来ないことと出来ることを明確にする

家庭教師によって、それぞれ得意分野と苦手分野があるはずです。

例えば「小学生の指導には自信があるけど受験生の指導は苦手」、「数学は得意だけど国語、英語の指導は自信がない」など。家庭教師の仕事をする際には、自己分析をして「自分のできることとできないこと」を分けておきましょう。もし、自分が苦手なことできないことを強いられたら一旦、素直に「この科目は担当できない」「この学年は他の人の方が適任だ」と主張することが大切です。

もちろん、誰でも指導ははじめてですから苦手意識があっても、「やってみたら意外と得意だった」ということもあるかもしれません。しかし、「前向きに挑戦できることかどうか?」、「本当にやれるかどうか?」は指導に入る前に家庭教師センターとよく話し合って結論を出すようにしてください。

何も話し合わずに「できないこと」「苦手なこと」を仕事として振られて、言われるがままに指導に入ってしまうと後悔することになりかねません。

まとめ

大学生の家庭教師が仕事選びで後悔しないためのポイントを紹介しました。

①釣り案件?誇大広告に注意にする
②面接で家庭教師センターの雰囲気を確認する
③契約内容に注意する
④出来ないことと出来ることを明確にする

これらのポイントを踏まえて、家庭教師センターを選んでみてください。
そして、家庭教師アルバイトで条件の合う求人を探すには、複数の家庭教師センターに登録しておくとことをおすすめします。

大学生の家庭教師アルバイトの確定申告はどうすればいい?


大学生の家庭教師アルバイトでも社会人と同様、確定申告と無関係ではいられません。
「学生だから申告しなくても大丈夫だろう……」と思って申告しないでいると、後から無申告で追徴課税をされかねません。しかし、義務教育や高校で具体的な税金の納め方など教えてもらえないため、大学生が不安になったり、混乱したりするのも無理のないことです。

そこで、本記事では具体的に家庭教師のアルバイトの確定申告を進めていく方法を紹介します。

家庭教師センター経由で仕事をしているなら、まずは確認

家庭教師センター経由で仕事をしている場合、確実なのは「契約している家庭教師センターに聞いてみる」ことです。家庭教師センターは毎年、大学生を家庭教師として採用して経理・事務手続きを代行しています。家庭教師センターに聞けば、具体的な確定申告に必要なことを教えてくれるでしょう。

例えば、一箇所の家庭教師センターでしかアルバイトをしていない場合(他のアルバイト掛け持ちもしていないケース)で直接雇用の形を家庭教師センターがとっているなら「年末調整をしているから、アルバイトを掛け持ちしていなければ確定申告の必要なはい」と言われるでしょう。この場合は確定申告に必要な事務処理を家庭教師センター側がやってくれるため、家庭教師側で特に動く必要はありません。

ただし、家庭教師センターと直接雇用ではない場合は、受け取る賃金が事業所得または雑所得に分類されるため個人契約の家庭教師と同じ分類となります。

個人契約の場合・家庭教師センターでも直接雇用でない場合

個人契約・または家庭教師センター経由の仕事でも直接契約でないケースは、自分で確定申告をするのが原則です。会社員(給与所得者)が副業として家庭教師をする場合は給与所得・退職所得以外の所得で20万円を超えると確定申告が必要になります。

ただ、大学生の家庭教師アルバイトの場合は、「年間所得が基礎控除の48万円以下かどうか?」が確定申告をするかどうかの分かれ目となるケースがほとんどです。48万円を超える場合は、確定申告が必要になるケースが多いため、確認が必要になります。

特に確認しなければいけないのが

・勤労学生控除が受けられるかどうか
・親の扶養から外れないかどうか

この2点です。

勤労学生控除が適用されるケース

勤労学生控除の要件は

・合計所得金額が65万円以下で、その他の所得が10万円以下。
・高校、大学、高等専門学校など所定の学校の学生・生徒であること

この要件が適用できれば年収130万円まで所得税がかからないため、確定申告の心配が要らなくなります。

扶養控除

扶養控除とは親族を扶養している場合に受けられる控除のこと。大学生の子供がいる親は通常、受けられる控除です。ただし、子供の合計所得金額が48万円(令和二年以降)でなければいけません。年収でいうと給与所得控除の55万円を加算した103万円以下かどうかで扱いが変わります。

家庭教師アルバイトで年収103万円を超えると、世帯全体での節税を考えると不利になるケースがあります。
特に一人暮らしではなく親元に住んでいる学生の場合は、扶養控除内に収入を抑えるべきかどうかも考えておく必要があります。

アルバイトを掛け持ちしているケース

・2つの会社から給与をもらっている場合
・アルバイトを掛け持ちしており、年間103万円以上の収入がある

この場合は原則、確定申告が必要になります。アルバイトを掛け持ちしている場合は確定申告が必要なケースが多いので、あなたの条件で確定申告が本当に必要かどうかをよく確認した方が良いでしょう。

税理士・税務署にも勇気を出して相談してみよう

日本の税制はとても複雑なため、ネットなどで情報を調べても「確定申告が必要かどうかイマイチ分からない」ということもあるでしょう。一番、おすすめなのは税金のプロに相談することです。最寄りの税務署に事情を説明すれば確定申告に対して具体的なアドバイスをもらえるでしょう。確定申告の期間になると、税務署は混むので空いているときに、一度、相談してみることをおすすめします。

まとめ

大学生家庭教師アルバイトの確定申告について解説しました。一箇所の家庭教師センター経由でアルバイトをしている場合は、まずは家庭教師センターに相談してみましょう。年末調整をしてもらっているなら、確定申告は原則、不要となるはずです。それ以外のケースの場合は年間の所得や適用できる控除の条件などで、具体的な対応策が変わります。

勤労学生控除、扶養控除、年間の所得を洗い出して、確定申告が必要かどうかを確認してみてください。判断に迷うなら最寄りの税務署や税理士に相談してみることをおすすめします。

大学生が円満に家庭教師のアルバイトを辞めるときのポイント


大学生で家庭教師アルバイトに採用されても、何らかの事情で辞めなければいけないことがあります。
例えば、「実際に指導をしてみたけど上手くいかなかった」「通勤に時間がかかりすぎて負担が大きい」「保護者と反りが合わない」「契約内容が納得できない」など、辞める理由は本当にさまざまです。

辞めること自体は、それぞれ事情があるため仕方のないことです。しかし、辞め方には一定の配慮が必要です。
例えば、いきなり音信不通になる、暴言を吐いて辞めるなどすれば、次のアルバイトに響いてしまうかもしれません。また、ご縁があったご家庭や家庭教師センターとの関係も悪くなってしまいます。そこで、本記事では大学生のアルバイトが円満に辞める際のポイントを解説します。

①キリの良いときに辞める

辞めるときのタイミングですが、できればキリの良いタイミングで後任の家庭教師に引き継げるのが理想です。
例えば生徒の1学期の終わり、2学期の終わりなど節目に辞められるようにしましょう。定期テストや模試の直前にいきなり辞めることを宣言されても、ご家庭の人や生徒は驚いてしまいます。教育関係の仕事は学校、塾、家庭教師それぞれ、生徒のスケジュールに合わせて予定を組んで動いています。そのため、なるべくキリの良いタイミングで辞められるように調整しましょう。そうすれば、引き継ぎもしやすく生徒側も心の準備ができます。

②引き継ぎ書をつくっておく

後任の家庭教師のために引き継ぎ書を作っておきましょう。例えば、使っている教科書や参考書、指導の進捗、これまでやってきた指導、生徒の特性などをまとめておくことをおすすめします。家庭教師センターによっては辞める前に決められたフォーマットで用意を求められることもあります。もし、任意だったとしても後任の先生のために作っておくことが、これまで指導してきた生徒のためにもなるはずです。

③生徒を傷つけないコミュニケーションをする

生徒を傷つけないように配慮することも大切です。生徒の中には家庭教師を信頼して、ついてきてくれている子もいるはずです。そんな期待を裏切ったり、傷つけたりすることは避けましょう。家庭教師の担当を辞めた後も指導していた生徒が前向きになれるような伝え方をすることが、生徒のためにもなりますし、家庭教師側のトラブル防止にもつながります。

・生徒の態度が悪い
・飲み込みが悪い
・いうことを聞かない
・やる気がない

など生徒が原因で辞める場合も、生徒本人に直接、伝えたり、匂わせたりしないようにしましょう。

ベテラン家庭教師でも全ての指導が上手くいくわけではない

評判の良いベテランの家庭教師でも、全ての指導が上手くいくわけではありません。

長い指導経験の間、上手くいくこともあれば失敗することもあります。大学生の新人家庭教師が完璧な指導をどんな生徒にでもすることは無理があるでしょう。大学生の家庭教師も上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあるはずです。もし、指導がうまくいかないことが原因で家庭教師を辞めてしまうとしても、それほど落ち込まないようにしましょう。

失敗は次の指導で生かせる

大学生の家庭教師が辞めるバイトはさまざまです。単に大学が忙しくなって、指導する準備、時間がなかったり引越しで通勤が難しくなるなど理由はさまざまでしょう。

ただ、指導の失敗が原因で辞める場合は、次のアルバイトで家庭教師を選びたくなくなるかもしれませんね。
しかし、指導の失敗は大学生の家庭教師にとって良い経験となるはずです。失敗は次に活かせます。

もし、指導が上手くいかなかったという理由で家庭教師を辞めてしまっても、別のご家庭では上手くいくかもしれません。また、家庭教師センターを変えて、指導科目や学校種を変更することで上手くいくこともあります。
辞めることをネガティブに捉えずに次に生かすことができれば、納得のいく家庭教師アルバイトができるのではないでしょうか。

まとめ

家庭教師アルバイトを円満に辞める際のポイントを解説しました。

①キリの良いときに辞める
②引き継ぎ書をつくっておく
③生徒を傷つけないコミュニケーションをする

この3つを心がけてください。また、指導が上手くいかずに辞める場合も、失敗した経験は次に生かせます。
家庭教師センターを変えたり、教える科目を変えたりすれば上手くいくこともあるでしょう。

辞めた後も家庭教師アルバイトに挑戦したいという方はキャンパスライフに登録してみてはいかがでしょうか。