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家庭教師の業界は少子化でどうなる?仕事は減るの?


大学生で家庭教師をしている方の中には、教えることが好きで社会人のプロ家庭教師を目指している方もいるかもしれません。しかし、日本は世界有数の少子高齢社会です。毎年、生まれてくる子どもの数は減る一方です。
第二次ベビーブーム(1970年台前半)のときは1年に200万以上あった出生数が2020年には84万人にまで減りました。このような状況でプロ家庭教師として仕事をするのは無謀なのでしょうか。それとも、少子化でも家庭教師の仕事には困らないものなのでしょうか。本記事では少子化日本の家庭教師業界の今後について解説します。プロ家庭教師として仕事をしていこうと考えている方は参考にしてみてください。

集団指導は少子化で厳しいが個別指導の仕事は残る

集団指導の塾や予備校などは経営が難しくなるかもしれません。ビジネスモデルとしてたくさんの人から月謝をいただくビジネスモデルだからです。もちろん家庭教師センターも少子化の影響で抱えられる生徒数は減ってしまいます。つまり塾や家庭教師センターのような経営は業界として先細りになっていくのは否めないでしょう。

しかし、先生を雇ったり契約したりする塾や家庭教師センターの経営者ではなく

・家庭教師センターの家庭教師
・フリーランスの家庭教師

ならばどうでしょうか。個人で担当できる生徒数に限界がある点、少子化でも教育に力を入れる家庭があることを考えれば個別指導の仕事をメインに活動している家庭教師の仕事は十分、残るのではないでしょうか。少子化が進んでも個人で担当できる限界のコマ数・生徒数を確保できれば個人のプロ家庭教師の収入も変わらないはずです。

地方だと生徒が少なく仕事が少ないことはある

少子化が急速に進んでいる地方だと家庭教師の案件が少ないことはあります。少子化の影響や過疎化で公立の小学校が統廃合されています。住んでいる地域によっては家庭教師の案件が極端に少ない、または少なくなるところもあるでしょう。ただし、少子化が進む地方在住の家庭教師でもオンライン家庭教師の仕事ならできます。
オンラインで全国の生徒とマッチングするための工夫は必要になりますが、オンラインでの集客やマッチングがうまくいけば場所を選ばずに働けます。ただし、オンラインとなると全国の優秀な家庭教師と競争しなければいけない面も出てきます。オンライン専門家庭教師だと乗り越えなければいけない大変さがあることは覚悟するべきです。

プロ家庭教師として仕事をするなら差別化と明確な強みが必要

プロ家庭教師として長く仕事をするなら、他の家庭教師との差別化と明確な強みが必要です。少子化が進んでも教育にお金をかける家庭はあります。しかし、教育にお金をかける家庭から選ばれるための理由がなければいけません。例えば医学部受験に強い、英語を教えるのがうまい、数学を分かりやすく教えるなら誰にも負けないなどの強みを明確にすることで、選ばれる家庭教師になるでしょう。大学生のアルバイト家庭教師としてではなく、プロ家庭教師として独立するなら明確な強みや得意分野を伸ばしていくのがおすすめです。

教育の仕事はなくならない

塾や家庭教師センターの経営は市場規模が小さくなるため、厳しくなるかもしれません。2010年台に大手予備校や塾の大量閉鎖が話題になったこともあります。しかし、オンラインの教育アプリやサービスが台頭するなど新しい教育サービスの形も登場しています。オンライン家庭教師も、新しい教育の形でしょう。そして、日本の少子化で市場が小さくなるのは教育業界に限りません。自動車業界、飲食業界、アパレルなど様々な業種でも少子化の影響を受けてしまいます。苦しいのは教育業界だけではありません。

教育業界全体としては厳しい時代に入るかもしれませんが、個人の家庭教師の需要は、質の高い教育をオーダーメイドで受けさせたいと考えるご家庭がある限りなくなりません。

まとめ

集団指導の塾経営、家庭教師センターの仕事は少子化の影響で業界全体の市場規模は縮小していきそうです。
しかし、プロの家庭教師ならば個人で担当できる生徒、コマ数を埋めるだけの仕事を抱えることは少子化になっても十分できそうです。地方在住で見込み生徒が少なくてもオンラインで指導ができます。もちろんプロ家庭教師として選ばれるためには明確な強み、差別化が重要になります。選ばれる家庭教師になるための努力は欠かせません。

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