家庭教師初心者でもできる?ADHDの子が安心する指導

家庭教師を始めたばかりの大学生で「ADHDの特性を持つ生徒さんを担当することになったけれど、自分にできるのか不安」という人も多いのではないでしょうか。たしかに、集中が続かない、忘れ物が多い、緊張しやすいなどの特性があると、最初は戸惑うこともあるでしょう。
しかし、ADHDの子どもたちにとって重要なのは、その子どもたちそれぞれに寄り添うことです。家庭教師が特別なスキルを持っていなくても、授業づくりのポイントさえ押さえれば、初心者でもしっかりと寄り添うことができます。
本記事では、家庭教師初心者が知っておきたい安心できる授業づくりの基本をわかりやすく解説します。
ADHDの特性を「理解する」ことが安心の第一歩
ADHDの児童・生徒は、指導してみると「やる気がない」「怠けている」と感じるかもしれません。しかし、注意がそれやすい、物事の整理が苦手、緊張しやすいなど、脳の特性によるものとされています。
家庭教師に必要なのは、医学的な知識ではなく、その子が困っているポイントはどこかを観察する姿勢です。
・集中が続かない
・じっと座っているのが苦手
・ケアレスミスが多い
・感情の切り替えが苦手
・忘れ物や提出物が多い
こうした特徴が見られたとしても「どうしてできないの?」と執拗に責めないようにしましょう。
生まれながらに持っている個性として捉えてください。
指導の最初の5分で安心感が決まる
ADHDの子は、指導が始まると不安を感じてしまいます。最初の導入でストレスを感じさせずリラックスできる形で少しずつ指導を進めましょう。最初の5分で「この先生となら大丈夫」と思ってもらえるだけで、その日の学習がスムーズになります。具体的な導入の工夫として考えられるのは以下の通り。
・授業内容や目標を短く提示
・必要な道具が揃っているか一緒に確認
・「これは難しそう?」とやさしく聞いてハードルを下げる
・前回の成功体験をほめて、自信を引き出す
大切なのは、安心できる流れが毎回、決まっていることです。
毎回、決まった流れで指導に入ることでADHDの子は安心して、勉強に取り組めるはずです。
短い区切りで学ぶと集中が続きやすい
ADHDの子は、長時間集中を続けるのが苦手です。家庭教師の強みは、授業を自由にアレンジできることです。例えば10〜15分など時間を区切ると集中しやすくなります。
例えば以下の通り。
・計算10分
・確認5分
・文章題10分
・まとめ5分
このようにメリハリをつけて時間を短く区切ると生徒も集中力を維持しやすいでしょう。
たとえば、キッチンタイマーを使うとわかりやすいのではないでしょうか。
自己肯定感がつく指導を心がける
ADHDの子どもは、日常的に「うっかり」「ミス」「忘れ物」で注意を受けていることが多く、自信が低めになりがちです。家庭教師の役割の一つは、小さな成功体験を積み重ねることです。効果的なほめ方の例を紹介します。
・「この問題のここ、考え方がすごく良かったね」
・「集中が10分も続いたのはすごいよ」
・「前より計算が正確になってきたね」
ポイントは、結果ではなく「行動」をほめることです。行動を認められると、「自分にもできる」という自己効力感が育ち、次の学習につながります。
環境を整える
ADHDの子は周りの刺激に影響されやすいため、学習環境の工夫は大切です。指導する際に以下のことを意識しましょう。
・机の上は必要なものだけ
・周囲に気が散るもの(スマートフォン・ゲーム・マンガなど)を置かない
・視覚的な情報を減らす
・目標は紙に書いておく
余計なものを机に置かないことが大切です。一緒に机を軽く片づけるだけでも十分効果があります。
保護者との連携は情報共有だけで十分
ADHDの生徒を担当するとき、保護者の方と少しだけ情報を共有しておくとスムーズです。とはいえ、難しい専門用語や医学的な話をする必要はありません。
家庭教師に求められているのは、あくまで「学習面での支援」です。
共有すると良い内容は以下の通り。
・宿題の量
・授業中の集中度
・苦手な単元
・うまくいった方法
・モチベーションの変化
保護者も児童・生徒がしっかり学べているかどうか不安を抱えています。だからこそ、情報を共有しておくことで安心につながります。
特別なスキルは必要ないが配慮をしてあげる
ADHDの生徒に寄り添って指導できるスキルは、家庭教師として大きな強みです。特別な技術がなくても以下のことを意識するだけで、効果があります。
・短く時間を区切る
・安心できる導入
・具体的にほめる
・シンプルな環境
・分かりやすい目標設定
基本的なことを押さえるだけでも指導は十分に成立します。
実際、このような関わり方ができる家庭教師は保護者から高い信頼を得やすく、長期依頼につながることも少なくありません。
まとめ
ADHDの子どもにとって大切なのは、「安心して取り組める場」があることです。初心者でも、寄り添い方を意識すれば十分力になれます。最初は不安があっても勇気を出して飛び込めば何とかなるものです。
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