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帰国子女が家庭教師を依頼する5つの理由


これから家庭教師をはじめる方の中には、帰国子女の指導を依頼される方もいるのではないでしょうか。帰国子女と聞くと英語が得意で羨ましい、受験は推薦入試があるから有利などの感想を持つ方も多いかもしれません。
しかし、帰国子女でも勉強面で悩みを抱えている児童・生徒は少なからずいます。一言に帰国子女と言っても住んでいた国も違えば、滞在年数、帰国するタイミングも異なります。帰国子女の個別的な勉強に対する悩みを個別指導で解決できるのが、家庭教師の強みです。本記事では、帰国子女が家庭教師を依頼する主な理由を5つに絞って解説していきます。

理由1:日本の学校教育の内容に追いつくため

インターナショナルスクール、現地の日本人学校のレベルは決して低くはありません。むしろ平均的な日本の学校より教わるレベルは高いぐらいかもしれません。しかし、日本の学校で教わる内容と海外の学校で教わる内容とでは微妙に違いがあります。教科によっては進度も異なります。そのため、帰国後に学校の勉強に一部、ついていけずに困ることがあります。

家庭教師は、生徒が海外で勉強した内容と日本で勉強している内容の差分をうまく洗い出して、つまずいている内容をうまく指導する役割が求められます。海外で勉強した学習内容と日本の学校で学習する内容とのギャップの橋渡しを個別指導で行いましょう。

理由2:日本語・国語を改めて勉強するため

帰国子女の中には日本語・国語を不安に感じている児童・生徒もいます。特に日本語・国語に触れる時間が短い、少ない児童・生徒には根気強く日本語と国語を指導しなければいけません。古文、漢文、漢字、文法、場合によって日本語教育の知識が必要になることもあるでしょう。

日本の学生に現代文の読解を教える以外にも、国語力の土台をしっかりと教えなければいけません。帰国子女の指導では、英語力が求められるイメージがありますが、国語の指導力が必要になることもあります。

理由3:帰国子女向けの入試で面接・小論文対策をするため

高校入試、大学入試の中には帰国子女向けの面接・小論文重視の入試をしている学校があります。一般入試よりも内容が特殊です。しかし、一般入試よりも帰国子女の入試情報は出回っていません。そこで帰国子女向けの面接試験や小論文の対策で家庭教師を依頼するご家庭もあります。

特に帰国子女をターゲットにしているコースを設けている家庭教師センターに登録した場合、帰国子女の入試対策を担当することもあるかもしれません。

理由4:英語の文法・作文を改めて勉強するため

日本人だから国語の文法の問題が簡単に解けるわけではありません。それと同様に、リスニングやスピーキングはできても日本人向けの英語テストの文法や作文を苦手に感じる帰国子女もいます。

また、帰国子女でも英語圏以外に住んでいる人もいます。たとえば東南アジアや非英語圏の欧州、中東の帰国子女で英語が得意でないケースもあります。

この場合は日本の一般的な児童・生徒と同様に「受験英語」の対策をしっかりする必要があります。ただ、このケースでは一般的な英語指導が通用します。普通に英語指導ができる家庭教師なら担当を依頼されることもあるでしょう。

理由5:本帰国前の不安を解消しておくため

本帰国が決まってからオンラインの家庭教師を依頼する帰国子女もいます。本帰国の前に考えられる不安を解消しておくため、日本の家庭教師とオンラインでつながり日本の学校で勉強する内容の予習・復習をしたり受験対策をしたりするケースです。今ではオンライン家庭教師も当たり前になりました。オンラインの家庭教師の仕事で、どこにつながるのかと思ったら海外のご家庭とつながったという話も今ではありえない話ではないのです。 現地の日本の事情をオンラインで丁寧に教えてあげましょう。

帰国子女の家庭教師はどんな人におすすめ?

帰国子女の気持ちがよくわかるのは、やはり同じ帰国子女だった家庭教師ではないでしょうか。過去の困っている自分を助けてあげるように、帰国子女で困っている生徒を家庭教師として助けてあげるのも良いでしょう。
もちろん帰国子女の経験がなくても、今後、日本人学校での指導やインターナショナルスクールの先生になりたい大学生にも、帰国子女向けの家庭教師のアルバイトは良い経験になるのではないでしょうか。

まとめ

帰国子女が家庭教師を依頼する理由を5つに絞って解説しました。

理由1:日本の学校教育の内容に追いつくため
理由2:日本語・国語を改めて勉強するため
理由3:帰国子女向けの入試で面接・小論文対策をするため
理由4:英語の文法・作文を改めて勉強するため
理由5:本帰国前の不安を解消しておくため

帰国子女の家庭教師は、特に帰国子女経験者や将来、日本人学校やインターナショナルスクールで働きたい学生などにおすすめです。もちろん、帰国子女それぞれが求めるニーズに対応できる、やる気のある家庭教師も歓迎されるでしょう。帰国子女の家庭教師を担当することになった方、興味がある方の参考になれば幸いです。

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