英語家庭教師にTOEICは何点必要?足切りはある?採用される人の共通点を解説!

英語が得意で「英語の家庭教師をしてみたい!」という学生も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ応募しようとすると「TOEICの点数が低いけど大丈夫かな?」「英語の資格がないと採用されない?」と不安になる方もいるでしょう。
結論から言うと、TOEICスコアで足切りされることはほとんどありません。家庭教師センターはTOEICよりも「生徒に教える力」「信頼感」「人柄」を重視しています。本記事では、英語家庭教師を目指す人が気になるTOEICスコアの目安や評価されるポイントをわかりやすく解説します。
TOEICスコアで足切りされることはほぼない
「TOEICで最低700点」といった足切り制度は基本的に存在しないと考えてよいでしょう。多くの家庭教師センターでは、次のような点を総合的に見て判断しています。
・在籍している大学と学部
・指導経験の有無
・面接時の受け答えや人柄
・TOEICの点数や英検
英語の家庭教師なら英語関連の資格の有無なども、総合的な評価の判断材料にはなるでしょう。
たとえば、TOEIC700点以上が「歓迎」と書かれていても、それはあくまで目安であり、実際には600点台でも採用されるケースが多くあります。逆にTOEICの点数が高くても、教え方がわかりにくい、コミュニケーションが苦手、といった理由で採用されにくいこともあります。
TOEICスコアの目安は600〜700点前後
「それでも目安は知っておきたい!」という人のために、英語家庭教師としてのレベルを整理してみましょう。一つの目安ですが
・TOEIC600点程度:高校英語の文法やリーディング指導に対応できるレベル
・TOEIC730点前後:大学受験・共通テストレベルまで幅広く対応できる
・TOEIC860点以上:ビジネス英語や会話重視の指導にも対応できる
つまり、600〜730点あれば十分に採用のチャンスがあります。スコアがそれ以下でも、英検準1級・留学経験・発音の良さなど別の資格・経験もTOEICと同様に評価の対象になるでしょう。TOEIC900点以上あると「英語力アピール」には強いですが、必須条件ではありません。
TOEIC以外で重視されるポイント
英語の家庭教師の採用は、TOEICだけでは決まりません。たとえば、
・わかりやすく教える能力
・人柄と信頼感
・指導経験
・熱意
などが挙げられます。
生徒が理解できるように、文法や単語の使い方を丁寧に説明できるかが大切です。英語力があっても、「どう伝えるか」を意識できないと評価されにくいでしょう。帰国子女で英語が上手な学生でも、英語を指導することに向いているとは限りません。感覚で話したり、聞いたり、読んだりできても良い先生になれる訳ではないことに注意しましょう。
人柄と信頼感も大切です。家庭教師は生徒の家を訪問して、指導まで行います。そのため、マナー・清潔感・誠実さといった印象面も非常に重視されます。
指導経験があると採用に有利になるでしょう。塾講師やチューターの経験があると、それだけで採用されやすくなります。経験をアピールする場合は、過去にどのような指導の工夫をしたのかなど具体的に答えられるようにしておくと良いでしょう。
未経験でも熱意があれば英語の家庭教師に採用されます。経験者でないと採用されないということはありません。
特に学生の家庭教師は社会人になるとアルバイトを卒業します。つまり、入れ替わりが激しいのです。そのため未経験の家庭教師でも採用のチャンスは十分にあると言って良いでしょう。
TOEICスコアに不安がある人ができる対策
「自分はTOEICの点数があまり高くない…」という人も、工夫次第で十分カバーできます。・履歴書に「高校英語で安定して80点以上を維持」など学力を具体的に書く
・指導経験があれば、成果を数字で示す(例:苦手な生徒を英検合格に導いた)
・面接では「教えるのが好き」「生徒に寄り添う指導をしたい」と明るく伝える
また、短期間でスコアを上げたい場合は、リスニングセクションの強化が効果的です。スピーキング力も上がるため、授業での会話にも自信が持てます。
まとめ
英語家庭教師にとって、TOEICスコアは判断材料の一つに過ぎません。足切りを気にする必要はないでしょう。スコアはもちろん高いに越したことはありません。しかし、TOEIC600〜730点あれば安心して応募できる水準ではないでしょうか。TOEICの点数は指導力や人柄で十分、補えます。点数にとらわれすぎず、自分の強みをしっかりアピールしていきましょう。
逆にTOEICのスコアが高いから採用されるというものでもありません。いくら点数が高くても人間性や指導力に課題があれば、採用に至らないことも考えられます。スコアが高い人は油断しないようにしましょう。








