オンラインビデオを使って家庭教師の指導力を向上させる方法
近年はコロナウイルスの影響もあり、オンラインビデオ通話ソフトを使うのが学生でも当たり前になりました。
例えばZoomやGoogle Meet、Skypeなどを全く使ったことがないという方の方が、今は少ないかもしれません。
オンラインビデオ通話が一般的になったことで、家庭教師のアルバイトでもオンラインで完結する仕事も増えてきました。
実はオンラインのビデオ通話ソフトは家庭教師として指導する際の練習にも使えるツールです。例えばZoomには録画機能があり、通話してなくても自分の話している姿を録画して自分で見返すことができます。この機能を使って家庭教師としての指導力を向上させる方法を紹介します。
オンラインビデオ録画機能で自分を映してみよう
用意するのはパソコンとインカメ、そしてZoomなどのオンラインビデオ通話ソフトだけです。インカメに自分を映して録画ボタンを押すだけで、自分の話している様子や姿を客観視できます。わざわざ高いビデオカメラを買う必要はありません。パソコンがない場合はスマホでも良いでしょう。最初は自分の姿や声を見たり聞いたりするのは、抵抗があるものです。しかし、客観的に自分の話している姿や映っている姿を直視してみることで意外な発見があります。
話し方や服装・髪型など客観視してみよう
まずチェックしたいのが話し方です。もし、カメラに一人で話すのが慣れないようなら知り合いや、ご家族に頼んで相槌などを打ってもらっても良いでしょう。話し方をあらためて確認してみると、滑舌がはっきりしてない、話すのが早過ぎたり遅過ぎたりするなど気になるところが出てくるはずです。自分だけでなく他人にも見てもらって意見をもらうと改善点がたくさん見つかります。また、鏡で見るのと映像で映っている自分を見るのとでも受ける印象が異なります。清潔感のある服装、髪型をしているかどうかなど実際に録画した映像で確認してみてください。
ビデオ通話ソフトの録画で自分をチェックするメリット
ビデオ通話ソフトの録画機能で、わざわざ自分をチェックするのは抵抗感があるかもしれませんが、メリットがかなりあります。例えば、オンライン家庭教師の場合は本番環境に近い形で指導の予行演習ができます。カメラの高さが目線のところに来ているか?など細かいところ一つなおすだけで印象はかなり変わります。オフラインの家庭教師でも録画した自分の映像を見ることで、改善できる点がかなり見つかるはずです。そして、近年は就活でもビデオで録画したご自身の映像を送る審査(動画選考)を実施しているところがあります。就活直前で慌てて、ご自身の姿を録画しても改善点が見つかるだけで、実際に改善する時間がないかもしれません。しかし、普段からご自身の姿を録画して見ていれば、対策を立てることは可能です。
模擬授業・模擬面接を録画して改善点を洗い出しなおそう
ある程度、慣れてきたら模擬授業・模擬面接をやっている様子を録画してみましょう。そして課題を洗い出して丁寧に一つ一つ、課題を克服していきましょう。模擬授業・模擬面接中の話し方が遅過ぎたり、早過ぎたりしていれば、話す速度を変えてみると良いでしょう。髪型に清潔感がないと感じたら床屋・美容室に行って整えてもらいましょう。友人やご家族に授業で伝える内容を説明してみて、フィードバックをもらうのもおすすめです。義務教育の現場でも先生の話し方や授業の様子をカメラで撮影して、フィードバックをし合うという研修は一般的でした。近年はスマホやパソコンのインカメ、録画機能が誰でも気軽に簡単に使えるようになったため、昔なら高額な機材が必要だった模擬授業や面接の録画も本当に簡単になりました。
自分が映っている動画を見たり聞いたり、フィードバックをもらったりするのは、最初は本当に苦痛で心理的に抵抗があるかもしれません。しかし、慣れておくと家庭教師アルバイトの指導にも役立つだけでなく、就活のときのオンライン面接や動画選考でも効果があります。