学生家庭教師の強みとは?プロ家庭教師との違い
学生で家庭教師アルバイトの志望者の中には、「プロ家庭教師には敵わないのでは?」と自信を無くしたり、悩んだりしている方も多いのではないでしょうか。しかし、ご家庭で「学生家庭教師では頼りない」「物足りないと思われているのでは?」と感じながら指導してしまうと学生家庭教師の強みや良さを活かせなくなってしまいます。
実はプロではなく、あえて学生家庭教師だからこそ依頼したいというご家庭もあります。プロ家庭教師には、もちろんプロの良さがありますが、学生家庭教師には学生の良さがあります。本記事では学生家庭教師とプロ家庭教師の違いについて解説します。
学生家庭教師とプロ家庭教師
学生家庭教師とプロ家庭教師の違いを簡単にまとめると以下の通りです。学生家庭教師・・・大学や大学院・高専などに在籍している家庭教師
プロ家庭教師・・・実績と指導力があり個人指導を主の生業としている社会人の家庭教師
学生家庭教師は学業の傍らアルバイトとして家庭教師の指導をする学生です。一方、プロ家庭教師は家庭教師を本業としている社会人です。学生家庭教師は端的に言えば学生のアルバイト教師に過ぎません。このように聞くとプロ家庭教師の方が学生家庭教師より全ての面で優れているように感じるかもしれません。しかし、実は学生家庭教師には学生ならではの良さがあります。
学生家庭教師の強み
学生家庭教師の強みは以下の通りです。・教師と先生の年齢が近く親近感を持ってもらいやすい
・最近の受験を体験している
・最近の学生時代の体験談を話せる
・現在、大学などの教育機関と繋がりがある
学生家庭教師の年齢は18歳から20代半ばぐらいが多く、教える児童・生徒と年齢が近いのは強みになります。
児童・生徒の中には若いお兄さん、お姉さんに教えてもらう方が気楽で話しやすいし、楽しいと感じる方もいるからです。
また、近年はセンター試験から大学入学共通テストに変わり昔と求められる学力の質が変わってきました。そのため近年の受験を経験している学生の方が、昔の受験しか経験していないプロ家庭教師よりも新しい受験の傾向と対策に詳しく、実体験に基づいた指導もできます。
そして、現役の学生ということで大学の生の情報を届けることもできます。社会人のプロ家庭教師は大学を卒業しているため、どうしても過去の体験談をもとにしか情報を届けられなくなってしまいます。
学生家庭教師に苦手なこと、弱点はある?
学生家庭教師がプロ家庭教師に比べて弱い部分は以下の通りです。・指導経験の少なさ
・社会人経験のなさ
・学業と両立しなければいけない点
このようなところが挙げられるでしょう。しかし、指導経験の少なさは、やる気や日々の丁寧な教材研究で補えます。また社会人経験がなくとも学生として常識ある態度と生徒に対して真剣に指導している態度を見せることができれば、ご家庭は温かく迎えてくれるはずです。
学生家庭教師は大学の講義やテストや就活などイベントが盛りだくさんです。そのため、アルバイトと学業の両立がスケジュール面、さける時間などの点で大変なこともあるでしょう。しかし、家庭教師アルバイトは週に1回から2回で、一回の指導で60分〜120分程度の拘束時間です。一般的な他のアルバイトよりもむしろ、拘束時間は短いため工夫次第で両立は十分可能です。
学生家庭教師はどう指導すればよい?
プロ家庭教師と同じ土俵にあがらずに、学生としての強みを生かした指導をすると良いでしょう。経験豊富なプロ家庭教師と同じような指導をしてしまうと、学生としての良さや強みがなくなってしまいます。明るく元気に指導することはもちろん、若さ、最近の受験事情や学生生活に明るい点、現在、大学などで学んでいる専門性や繋がりを強みにすると良いでしょう。プロ家庭教師には豊富な指導経験や専門性があります。しかし、学生には学生の強みがあります。あえてプロではなく大学生の家庭教師に依頼したいというご家庭もあるほどです。
まとめ
学生家庭教師とプロ家庭教師の違いについて解説しました。学生家庭教師には学生ならでは強みがあります。プロ家庭教師との違いを理解しつつ、学生家庭教師に求められる役割をしっかり果たし、生徒と真剣に向き合えば、生徒からもご家庭からも温かく受け入れられるはずです。学生家庭教師はプロ家庭教師の真似をしたり後を追ったりせず、学生としての強みと良さを生かした指導をしていきましょう。