家庭教師アルバイトに関するQ&A

家庭教師アルバイトのよくある質問

  • 中学受験の生徒を担当します。家庭教師のみなので、合格させられるか不安です。
  • 1.カリキュラムを作ろう!
    志望校の過去問、模擬試験、中学受験用の教材の3つを使って作成してください。生徒の学力レベルと志望校によって進度は変わってくると思いますが、カリキュラム作成の基本は誰でも同じです。 まず、志望校の過去問を解いて、志望校のレベルを把握してください。過去問は、市販されていることが多いですが、時期を逃すと売り切れてしまっているため購入することができません。学校に問い合わせれば、もらえることもありますが、一般の方は大抵の場合断られます。そう言うときは、過去問の入手をアルバイトをしている家庭教師センターの方にお願いするといいです。センターにて蔵書している学校もあるでしょうし、そうでなくても、家庭教師センターから各学校に問い合わせれば各学校から過去問を送ってもらえるケースがあります。是非、家庭教師センターを頼ってくださいそれがセンターに所属してアルバイトをしている人の特権です。

    その後、中学受験用の教材を準備します。中学受験用の教材でメジャーなものは、四谷大塚さんの「予習シリーズ」かエデュケーショナルネットワークさんの「新演習」です。どちらも中学受験専門塾でも使われている教材なので、オススメです。難易度としては、予習シリーズの方が少し難しいと言われています。「予習シリーズ」は市販されているので誰でも購入可能ですが、「新演習」は一般には購入できません。「新演習」が欲しい場合は、家庭教師センターに相談してください。大抵の場合は、購入してもらえると思います。

    「予習シリーズ」も「新演習」も1回ずつ進められるように構成されているので、1回の指導で1回分進むつもりで取り組むと良いと思います。また、どちらも難易度別に問題を分けてある(予習シリーズの場合、「例題」>「基本問題」>「練習問題」。新演習の場合、「例題」>「基本問題」>「練習問題」>「チャレンジ」。)ので、その子のレベルに合わせて問題に取り組むようにしましょう。また、新演習は各回の確認テストもついているので、これをうまく活用していくと効率良い指導ができると思います。

    最後に、模擬試験についてです。一般の人も受けられるようにしてある模擬試験は、首都圏模試センターさん日能研さん が提供しています。必ず申し込むようにしましょう。そして、試験範囲表がもらえるので、それをふまえて、試験までには試験範囲が終わるようにカリキュラムを組むようにするとよいでしょう。

    2.指導を進めよう
    宿題は必ず出しましょう。宿題を出して、それをきちんとこなしてもらえなければ、週2回で中学受験を突破することは難しいです。宿題を出すときには、親御さんの協力ももらうようにしてください。帰り際に必ず、どんな宿題を出しているかを伝えて(できればメモ紙を作って渡してください)、それをフォローしてもらうようにお願いしましょう。親御さんの協力をもらうことは本当に大切です。必ず協力体制を築いてください。
    また、授業残りの15分くらいを使って、その回の振り返りと宿題提供を行なってください。振り返りをすることで、知識の定着を図ることができます。宿題は、1週間分をしっかり提供しましょう。理想は、一日ずつに分けて提供することです。一日ずつに分けたものを表にして、親御さんに渡せば、協力はしてもらいやすくなります。

    3.その他諸々
    今回週2回120分とのこと。宿題を自主的にやってくれない子だと、すぐに遅れが生じて、せっかく作ったカリキュラム通りに進まなくなります。カリキュラムに遅れを感じたら、すぐに親御さんに相談してください。よくご家庭に遠慮して(回数を増やすと料金が高くなるから)、回数を増やす提案を躊躇する先生がいますが、躊躇せずに提案してください。状況が悪化してから、「実は・・・」って親御さんに相談したら、ダメ教師のレッテルを貼られてしまいます。もし、先生から提案しにくいようであれば、家庭教師センターの方に相談して、親御さんに話をしてもらいましょう。

    また、親御さんへの進捗報告は頻繁に行なっておくことをオススメします。良いことも悪いこともきちんと説明してあげてください。中学受験はお子さんにとって初めての試練であり、また、一生に一度しかトライできないものです。なので、親御さんは本当に真剣です。真剣な親御さんの気持ちに応えるためには、やっぱり細かな進捗報告は大切です。アルバイトだから、バイトだからと手を抜くことは許されません。