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ネガティブな言葉は使わない。家庭教師は前向きな言葉を使おう

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普段からネガティブな言葉を使っていませんか。「もう無理」「どうせできない」「テストで70点しかとれなかった」など私生活でネガティブな言葉ばかり使っていると家庭教師のアルバイトの時間も、ついつい生徒にネガティブに当たってしまいます。

しかし結論から言うと教育の現場では、ネガティブな言葉や態度ばかり表に出してしまうのは損です。生徒にとってだけではありません。家庭教師の先生にとってもです。人間、どうしても前向きになれないときもあります。ついついネガティブな発言や態度をしてしまう気持ちもよく分かります。それでもネガティブな言葉は意識的に使わない方が良いのです。なぜ家庭教師はネガティブな言葉を使うべきではないのかを解説します。

教育心理学でも有名なゴーレム効果

教職の教育心理学ではピグマリオン効果とゴーレム効果を一般的に学習します。ピグマリオン効果は、「ある人物に対して周囲の期待が高い場合、その人物は周囲の期待通りに良いパフォーマンスが出せる」というものです。ゴーレム効果はピグマリオン効果の逆で「周囲の期待が低いと期待通りに悪いパフォーマンスになってしまう」というものです。

つまり教師や保護者、周りからの友人からの目に生徒のパフォーマンスは影響されてしまうのです。家庭教師のネガティブな生徒に対する発言はゴーレム効果を発生させる要因になってしまいます。

「ときには厳しいことを言わないといけないのでは?」と真面目な家庭教師は考えてしまうかもしれません。しかし厳しいことを言うときも言い方はポジティブにするべきです。

例えば

A:「たったの70点しかとれなかったの?もっととれたでしょう?次は頑張って。」
B:「70点もとれたの?よく頑張ったね。まだまだ君は伸びるよ。次も頑張ろう!」
この2つなら、どちらがやる気が出る言葉がけでしょうか。おそらくBと答える方がほとんどではないでしょうか。同じ内容でも言い方を少しでも前向きにするだけで印象は変わるものです。

脳は主語を理解できない

実はネガティブな発言は生徒だけではなく、家庭教師自身にも悪い影響があるかもしれません。とある脳科学者が「脳は主語を理解できない」という趣旨の発言をしました。脳は潜在意識では主語を理解できないため、「他人に悪口を言っても自分が悪口を言われているように感じてしまう」、「友人が他人の悪口を言っていても自分が悪口を言われているように感じてしまう」のだそうです。

悪口と注意・批判は違いますが、潜在意識のレベルではネガティブな発言はネガティブな影響をばらまいてしまいます。悪口や注意・批判ばかりを言ったり言われたりする環境にいると、やはり家庭教師自身にも悪い影響が出てしまいかねません。

実は安全な立場から批判や皮肉を言うのは、自分が賢い気がするだけ、良い気になるだけです。そして批判や皮肉は前向きで建設的な意見やアドバイスをするよりも簡単です。本当に生徒のことを思うなら批判や皮肉のきいた言葉を使うべきではありません。思ったことをすぐに口に出すのではなく、しっかり伝えるべき内容を考えて生徒の気持ちを良い方向に導けるポジティブな言葉づかいをするべきです。生徒のやる気を削ぐような発言をしてしまわないか、しっかり言葉にする内容や伝え方を考えていきましょう。

辛いこと・難しいことが多いからこそ前向きな指導をしよう

家庭教師をしているとプライベートでも指導でも辛いこと、難しいこと、苦しいことが沢山あるのではないでしょうか。人間、誰しも完璧ではありませんから「愚痴」「批判」などを様々な場面で言いたくなる気持ちも分かります。しかしネガティブな発言は生徒にも自分自身にもゴーレム効果の影響を与えてしまう可能性があります。

どうしても指導中に生徒の模試が目標点に届かないこと、生徒からやる気が感じられないこと、生徒が言うことを聞いてくれないなど、家庭教師がストレスを抱えてしまうことはたくさんあるでしょう。常に前向きでいることは簡単ではありません。

それでもポジティブで前向きな指導を心がけるべきです。常にポジティブな発言や指導をしている先生も実は、影で悩んでいたり愚痴の一つも言いたくなったりすることもあります。そこをこらえてポジティブな言葉づかいや立ち振るまいをしているのが本当の良い先生です。これは家庭教師に限らず公教育・塾講師なども変わりません。前向きな指導を意識的に心がける位がちょうど良いのではないでしょうか。

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まとめ

家庭教師は意識的にネガティブな言葉づかいや立ち振るまいを避けるべきです。生徒に対して無意識のうちに悪影響を与えるゴーレム効果の原因になる、自分自身もネガティブな発言に悪い影響を受けてしまう、など良いことがありません。

皮肉や批判をいう方が何となく知的な感じ、現実を分かっている感じがしてしまいます。しかし皮肉や批判をいうよりも建設的なアドバイスをする方が大変です。そして皮肉や批判よりも生徒にとって建設的で前向きなアドバイスの方がプラスに働きます。先生自身が前向きな姿勢を普段からもち指導に当たることで、生徒に自然にゴーレム効果の反対のピグマリオン効果を期待できるのではないでしょうか。

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