あなどるなかれ、雑談のもつ本当の力。今日からあなたも「雑談王」
「家庭教師バイトをするからには、成績を上げなくては」と躍起になって勉強一筋に指導をしていく傾向にあるかと思います。授業中は勉強を教えるのであって、雑談なんてもっての外と思いますよね。しかし雑談は実際に生徒のやる気を起こすことに効果的なんです。やる気が起きれば成績も上がってきます。家庭教師の目標である成績を上げるための「雑談力」についてご紹介します。 。
雑談のもつ力とは
授業ってなんだか眠たくなりますよね。先生の声がまるで子守唄のように聞こえてくるというほど(汗)。家庭教師との勉強でもウトウトしてしまう生徒は多いものです。みなさんも学校の授業で居眠りの経験はあるかと思いますが、そんな時、どうしたらその眠気ってなくなりましたか?先生に名指しされてびっくりと恥ずかしい思いから眠気が解消した。先生が自分の興味のあることについて雑談し出した時。・・・そうなんです。眠気というあの世から一発でこの世に蘇らせてくれるのが勉強以外のこと、「雑談」なんです。
雑談時間は、勉強というマンネリから抜け出せるきっかけを作ってくれる脳の切り替えです。有名アスリートもインターバルとして上手に取り入れて、それによってやる気や集中力を維持しています。人の脳は集中できる時間が40分程度といわれています。我々の脳はとても飽きやすいので、ある程度のところで脳に違う刺激を与えて上げるという意味でも雑談は効果的なんです。勉強でもこの雑談による集中力の切り替えが上手にできると、残りの授業時間を有効に使えることができます。それには家庭教師の「雑談力」が必要となってきます。
雑談力を鍛える3つのステップ
Step1 事前に準備してお
雑談は相手合って成り立つもの。生徒の好きなもの、興味のあることなどの情報収集は必ず役立ちます。バイト面接時にぜひ親御さんからリサーチしておくといいですね!Step2 話のきっかけを作る
生徒が率先していろいろお話してくれるのであればいいのですが、シャイな子だとなかなか自分からはお話はしてくれません。そんな時は家庭教師から生徒が話しやすい内容を聞いてみることから始めてみてください。生徒のほとんどが学校生活から影響を受けています。「学校であったことを聞く」「学校で流行っていることを聞く」ことは雑談の導入口としては最適です。Step3 キーワードで会話を広げる
相手の興味のあるキーワードが見つかればしめたもの!そのキーワードについて「いつ」「だれと」「どこで」「何を」「どうして」「どのように」を意識するとお話が広がっていきます。また、話題に関心がなくなってきたら、接続詞で横展開をしていきましょう。例えば「ほかにはどんなものが好き?」「ところで、面白い先生っている?」などのようにさらにお話を広げられます。ここで気をつけたいことが、雑談でやる気が回復したと思ったら、いつまでもダラダラとお話していないで、家庭教師がすばやく授業に戻しましょう。
先生:「さっきよりも眠気が何%減った?」
生徒:「20%かな」
先生:「やった!少しだけど減ったね!よし、もう少し頑張ろうかっ!」
このように、5分~10分程度の雑談からメリハリをつけて切り返し時を言葉で誘導してあげることで、生徒も授業に向かうきっかけができます。
雑談の目的は生徒の集中力の切り替えと信頼関係を作ることにあります。雑談によってこの2点がスムーズにいくことは成績が上がる一つの方法ですので、たかが雑談とあなどらず、家庭教師バイトで「雑談王」をめざしてみませんか☆