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不登校児にどう対応する?チームプレイで家庭・学校・家庭教師センターと連携が不可欠

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家庭教師の仕事は定期テスト対策や受験対策だけにとどまりません。不登校児の精神的なケアや教科指導の仕事に力を入れている家庭教師センターもあります。しかし、最近まで高校生だった大学生家庭教師のアルバイトでいきなり不登校の児童の指導をすることになり、上手く指導できる自信はあるでしょうか。多くの場合、自信はないけど生徒のためにベストを尽くそうと思っても不安もありますよね。そこで本記事では家庭教師が不登校児の指導をする際の心構え、知っておくと役に立つことについて解説します。

家庭教師は学校に無理に通わせる態度をとらなくても良い

まず、家庭教師が生徒に対して指導中、無理に学校に通うことを促す必要はありません。家庭教師の立場からも学校に登校できるようにしようと知識や経験がない状態で無理に登校をすすめない方が基本的には良いでしょう。ご家庭も学校も不登校の生徒に対して、どのように対応するべきかを考えて慎重に対応しているはずです。
大事なのはご家庭、学校の方針を理解して連携する姿勢をもつことです。家庭教師だけが単独で動くべきではありません。

家庭教師が自分の判断で単独で動くべきではありません。ご家庭や学校、家庭教師センターと連携してチームで動いていくという姿勢を徹底し、みんなで不登校の生徒の問題を解決することが大切です。

ご家庭の要望・生徒の要望にまずは応えた指導をする

家庭教師の月謝はご家庭から出ています。従って直接のクライアントはご家庭の保護者です。保護者の方がどんな期待を家庭教師にしているのかをまずは把握しましょう。例えば

・コミュニケーションをとる相手になってあげて欲しい
・学校に通っている生徒の勉強の進度に追いつけるように指導してほしい
・とりあえず受験対策をしっかりしてほしい

様々ではないでしょうか。ご家庭がネグレクトや虐待などをしていれば話は別ですが、基本的にはご家庭や生徒の味方になって、ご家庭や生徒の目の前にある悩みを解決するために指導をしましょう。

不登校児に対する文科省や学校の対応は理解する

不登校児の指導をする際は学校や社会がどのような方針・対応をとっているのかを知識としてもっておくことをおすすめします。参考になるのが文科省のホームページです。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/108/shiryo/attach/1358942.htm
(文科省:今後の不登校への対応の在り方について)

文科省や義務教育の学校では不登校を「心の問題」だけでなく「進路の問題」として捉えて指導する方針になっています。基本的に学校への復帰を目指して学校側は動く方針が政策的にとられています。もしかしたら、ご家庭と学校の間で子どもが板挟みになっていることもあるかもしれません。もしも、どのように生徒に対応すれば良いか悩んだ場合は家庭教師センターに相談してみましょう。

目の前の生徒の味方になってあげよう

家庭教師は目の前の生徒の味方になってあげることです。家庭や学校、家庭教師センターと連携しつつも、目の前にいる生徒がどんなことで悩んでいるのか、どんなことで困っているのかを聞いてあげる姿勢をもちましょう。目の前にいる生徒とのラポールを築く努力からはじめなければ、なかなか生徒も話を聞いてくれません。ご家庭や学校、家庭教師センターの指導計画や方針を実現するためにも、まずは目の前の生徒に心を開いてもらう努力が必要です。

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学校と家庭の協力が個別指導には不可欠。情報をしっかり共有しよう

家庭教師が目の前の生徒に指導する際には学校と家庭の協力が不可欠です。例えば学校の定期テスト対策や教科の進度をある程度、教えてもらわないと何をどこまで教えれば良いか対応が難しいからです。学習指導要領などで、ある程度、公教育では教える内容や範囲は決められてはいますが学校によって進度やカリキュラム、使用している教科書などはかなり異なります。受験対策にも内申点や試験問題、試験方式などの地域性もあります。

家庭教師センター側でも地域の学校の情報や定期テストの動向などの情報をもっている場合があるので、ご家庭や学校の協力が得られない場合は家庭教師センターに相談してみることをおすすめします。

何度も繰り返しになってしまいますが不登校は様々な問題が複雑に絡んでおり個別的に対応しなければいけません。そして個別的な対応をするためには本当に周囲との連携が不可欠です。生徒のために家庭教師の強みであるオーダーメイドの個別指導をするためには単独で生徒に接するのではなく、チームプレイで指導をするという意識をもちましょう。実際の指導中は生徒と1対1でも常に他の大人と連携して動くという姿勢をもてば大きな失敗をしなくて済みます。1対1の指導中に分かったことや問題点なども家庭、学校、家庭教師センターと共有しひとりで問題を抱えない指導をしていきましょう。

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