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家庭教師にも役に立つ教科書ガイドの使い方

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教科書ガイドという教科書の解説をした本があるのをご存知でしょうか。例えば英語なら英文の和訳が載っていたり数学ならば問題演習の答えが載っていたり、教科書の内容を分かりやすく説明しているのが教科書ガイドです。小・中・高校の教師は授業をする際に教科書の指導書を利用できます。しかし教科書の指導書は一般のルートではなかなか手に入りません。そこで教科書の指導書に代わりに使えるのが教科書ガイドです。

児童・生徒が使っている教科書ガイドが手元にあるだけで指導の負担はかなり減ります。教科書ガイドがあれば教科書の内容も分かりますし自己流の理解や教え方が本当に正しいのか指導法の答え合わせもできます。教科書に沿った指導をする場合、手元に教科書ガイドをもっておくのがおすすめです。

教科書ガイドはどこで買うの?

基本的に教科書ガイドは大型書店の参考書コーナーに行くと見つかります。検索エンジンで「教科書ガイド」と検索すれば販売しているサイトもあるので気になる教科の教科書ガイドがあるかどうか探してみると良いでしょう。教科書ガイドだけを集めたネットショップもありますし、教科書ガイドの出版社のホームページを見てみるのもおすすめです。

教科書ガイドの使い方

教科書ガイドを手に入れたら一通りさっと目を通してみることをおすすめします。まず児童・生徒が1年間に勉強する内容を大まかに頭に入れておくことで指導計画を立てやすくなるからです。また学習指導要領も改定されており家庭教師が習った頃と教える内容も変わっているはずなので最新の教育内容を頭に入れておく必要があります。過去の自分の知識だけで指導してしまうと現代の学習指導の内容とそぐわない内容を教えてしまうことになりかねません。

また教科書ガイドを通して家庭教師自身の教科に対する理解を深めて、自分の思考方法が本当に正しいのかも確認しておくと良いでしょう。答えは出せるけど考え方や答えを導く過程が間違っていたり、ずれていたりすることも多いので謙虚な姿勢でいることが大切です。

学校の先生も意外と指導書頼り

教科書ガイドなんかに頼っていいの?と思う家庭教師もいるかもしれません。しかし現実は公立・私立の学校の教諭は指導書を参考にしているケースが多いのです。特に新人の教師は指導書をしっかり読みこんだうえでオリジナルの授業計画をつくりあげていきます。
もちろんベテランの教師の中には教科書ガイド通りの指導をしない人もいます。しかし指導書の内容を理解したうえで、敢えてオリジナルの指導をするだけの指導力が必要な域に達しないでオリジナルの指導をしてしまうと、間違ったことを教えてしまう可能性があります。教科書ガイドの指導内容や解答と指導者の理解や解答の差や違いをしっかりと浮き彫りにしていくことで、家庭教師の指導力も磨けます。

学校の先生も指導書を参考にして教材研究をして授業をします。家庭教師も教科書ガイドを参考に教材研究をして授業に挑む方が失敗しづらいのではないでしょうか。

教科書ガイドの内容を発展させる

教科書ガイドの中身をしっかり読みこんだ後は自分なりにどう説明するか、教えるかを考えてみるのがおすすめです。教科書ガイドの内容をただ読みあげるだけだと、「教科書ガイドだけあれば十分なのでは?」と児童・生徒から思われてしまいます。教科書ガイドの内容を理解したうえで、さらに分かりやすく噛み砕いて教えたり教科書ガイドにはない考え方を教えたりするなど、教科書ガイドを土台にして自分なりに指導を発展させていくことが大切です。

児童・生徒には教科書ガイドは持たせない方が良い

児童・生徒の目の前で教科書ガイドを片手に指導すると、「教科書ガイドを自分も買って使いたい!」と考える児童・生徒も出てきます。その場合はどうすれば良いのでしょうか。

基本的には児童・生徒に教科書ガイドは持たせない方が良いでしょう。何故なら教科書ガイドが手元にあると宿題の答えを写してしまったり、すぐに教科書ガイドに頼ったり癖ができてしまうからです。もちろん事情があって学校に通えず普段、学校の先生に質問ができないなど特別な事情があれば話は別です。しかし原則、児童・生徒には教科書を使う方針にしましょう。

ちなみに児童・生徒が学校に教科書ガイドを持ちこむと学校の先生から目をつけられてしまうこともあるため、仮に児童・生徒が教科書ガイドを買っても学校にはもちこまないようにアドバイスする方が良いでしょう。

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まとめ

家庭教師が教師用指導書を手に入れるのは難しいです。しかし教科書ガイドは市販されているため手にはいりやすく教材研究をする際にとても役に立ちます。特に教科書に沿った指導をする場合、家庭教師が現役で勉強していたときと学習内容の変更もあるため余裕があれば手元に指導書の代わりにもっておくと良いでしょう。

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