家庭教師の指導報告書って何を書けばいいの?書き方のコツも紹介
家庭教師の仕事は指導だけではありません。指導した内容を、保護者や家庭教師センターに共有する「指導報告書」の作成をするのが一般的です。指導報告書を全く書かせず全て家庭教師に一任するような家庭教師センターは、ほとんどありません。「指導報告書に何を書くのか?」「どう書くのか?」は、それぞれの家庭教師センターの方針によって異なります。しかし、指導報告書でよく書く内容や書き方の一般的なコツがあります。
また、ご家庭や家庭教師センターは実際に指導している現場を見ているわけではないので、「指導報告書」を見て家庭教師の働きや頑張りを評価することもあります。指導時間にどれだけ指導できるかも大事ですが「指導報告書」で手を抜いてしまうと、せっかくの指導の頑張りが家庭教師センターや保護者に伝わりません。そこで本記事では、家庭教師の指導報告書に書くことや、書き方のコツなどについて解説します。
指導した日時と内容
指導した日時と内容は、各家庭教師センターの指導報告書でよく書く項目です。学習がどのように進んでいるのか、何を学習しているのかを記録しておきます。例えば、
7月1日(火曜日:18:00〜20:00)
「指導内容:文法問題の演習5P〜10P、:英文法問題集で英語の形容詞、副詞、関係代名詞の文法問題を解く」
など、簡潔に「いつ、何をやったのか?」を指導が終わった後に、簡単に記入するのが一般的です。記録しておかないと何を指導したのかを忘れてしまったり、本当に記録した日に指導したのかを証明する証拠を用意できなかったりします。
生徒の学習の様子
「端的に何を指導したのか?」だけでは、生徒が指導中にどのような様子だったのかをイメージできません。そこで、生徒の学習の様子を書く欄が指導報告書に設けられていることがあります。
例えば、
「苦手意識のあった英文法の問題でしたが、基本的な形容詞の意味が定着し適切な形容詞を選べるようになりました。また、形容詞と副詞の違いについても理解し、副詞は名詞以外の形容詞や動詞にかかることも理解できている様子でした。一方、関係代名詞の文法問題があまり解けなかったので次回は重点的に関係代名詞の使い方の復習と問題演習をしたいと思います。●●さんは、文法問題には苦手意識があったものの、真面目に取り組んでいる様子です。」
など、ポジティブなところ、ネガティブなところ(次の課題になりそうなところ)、生徒の学習態度などを文章の中に簡単にもりこんでおくと良いでしょう。
生徒・保護者へのメッセージ
家庭教師センターの中には、生徒・保護者に指導報告書を通してメッセージを書くこともあります。例えば、●●さんへ、1学期の期末テストお疲れ様でした。中間テストに比べて英語の文法問題の正解率が上がってきましたね。苦手な文法問題をよく頑張りました!次は読解問題でも点を取っていけるように頑張りましょう。
お母様へ、今回は期末テストの対策で確実に点が取れる英文法の問題を重点的に学習しました。宿題も多めに出しましたが、しっかり提出してくれて頑張っている様子を感じます。
など、生徒には励ましの言葉を、保護者には生徒の頑張りが分かるような書き方をしましょう。