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生徒が指導中に寝てしまうときの対処法3選


・生徒が指導中に寝てしまう…
・せっかく指導の準備をしてきたのに生徒が眠そうでやる気がない…
・寝むそうな生徒をなんとかしたい…

家庭教師をしていると生徒が眠そう、指導中に寝てしまってやる気が感じられないといった悩みがある人もいます。中には生徒のやる気のなさに失望したり怒ったりする先生もいるかもしれませんね。しかし、育ち盛りの子どもや生徒はよく眠るものです。生徒の方もやる気があるのに、どうしても眠気におそわれてしまうと悩んでいるかもしれません。そこで、本記事では家庭教師ができる、指導中に寝てしまう生徒への対処法について解説します。

対策1:一方的に教えずに対話重視の指導をする

一方的に話だけを聴いていても生徒は眠くなってしまいます。大学でも大教室で講義を一方的に聴くときに寝ている学生はいるのではないでしょうか。大学生でも一方的な講義では寝てしまうのですから、小学生・中学生・高校生も一方的に話を聴くだけでは眠くなってしまいます。

では、どうすればよいのでしょうか?

家庭教師は1対1、または1対2の個別指導です。大教室の講義形式よりも、対話しながら指導を進めることができます。一方的に話すのではなく生徒に問いかけながら指導をしましょう。そうすれば、生徒も受け身になりません。生徒が一方的に聴くだけでなく自分の頭で考えて答えるような指導をしていくと、生徒も緊張感をもって指導を受けられます。

対策2:時間をはかって緊張感のある問題演習を増やす

生徒が自分の手と頭を動かす時間を増やすのが、眠たくならないようにするコツです。そこで、おすすめなのが制限時間を設けて問題演習を指導時間中に定期的に入れていくことです。問題演習中も眠ってしまう生徒もいますが、時には優しく時には厳しく起こしてあげましょう。家庭教師の指導時間ですることが、宿題や事前課題の一方的な解説だけだと、生徒も眠くなってしまいます。指導時間でも生徒の手と頭を動かす時間を積極的に問題演習や簡単な小テストを通して設けていきましょう。

対策3:寝てしまう生徒は思い切って昼寝させる

残念ながら何をしても眠くなってしまう生徒はいます。睡眠は人にとって欠かせない生理現象ですから、なかなか抗うことはできません。あまりにも生徒が眠そうなら、思いきって5分〜10分程度の短い睡眠をとってもらうのも手です。生徒が寝ている間に、生徒が解いた問題の丸つけなどをするのも良いでしょう。中途半端に眠そうなままの生徒に無理に指導を続けるより、集中的に睡眠をとってもらうのも意外におすすめです。

生徒の睡眠時間・生活習慣そのものの改善を家庭に提案する

家庭教師が指導時間中に生徒の睡眠について、できることは僅かです。子どもや思春期の生徒は、テレビやスマートフォンを夜遅くまで見てしまい睡眠不足になったり、学校や部活で忙しくて疲れていたりと生活習慣上、仕方ないこともあります。

いくら家庭教師が指導時間中に工夫をしても、生徒の絶対的な睡眠時間が足りなければ、生徒は常に眠いままでしょう。指導中に何度も生徒が眠ってしまうようなら、対処するのではなく根本的な解決法を考えなければいけません。

例えば生徒の保護者や生徒から、普段の生活についてヒアリングして、明らかに睡眠不足で無理をしているようなら、十分な睡眠時間を確保するように提案する必要があるでしょう。部活で忙しいのは仕方がないので、なるべく生徒が夜更かしせず早く寝る習慣を身につけるように後押ししてあげましょう。

生徒も指導中に寝たくて寝ているわけではないことは理解してあげる

家庭教師側の視点だと眠そうな生徒を見て「やる気がないのか」と残念に思ったり、怒りの感情がこみあげてきたりするかもしれません。ときには生徒に厳しくあたってしまいたくなることもあるでしょう。しかし、眠そうにしている生徒に強く当たらないであげてください。

やる気がないから眠いのではなく、小学生や思春期の生徒は、やる気があっても眠いものなのです。眠そうな生徒に当たるのではなく、眠くなったときの工夫を教えてあげたり、眠気がなかなかとれないことを共感してあげたり、優しく接してあげましょう。

まとめ

家庭教師が指導中にしてあげられる工夫について解説しました。 指導中に対処できることは以下の3つです。

対策1:一方的に教えずに対話重視の指導をする
対策2:時間をはかって緊張感のある問題演習を増やす
対策3:寝てしまう生徒は思い切って昼寝させる

しかし、対処するだけでは限界があります。生徒が指導中にいつも眠いようなら、ご家庭や生徒本人と生活習慣について話し合いをし、十分な睡眠時間を確保できる生活習慣の形成から考えていく必要があります。

そして大事なのは、たとえ生徒が眠そうでも家庭教師は感情的に強い言葉で叱ったりせず、優しい態度で指導することです。生徒も、必ずしもやる気がないから眠いわけではありません。生徒と一緒に眠気と上手につきあう方法を模索していきましょう。

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