家庭教師バイトで生徒さんが休むときの対応
家庭教師バイトでは生徒が風邪をひいたり、怪我をしたり、時には部活動の試合や遠征などが急に入ったりしてお休みの連絡を入れてくることがあります。まとまった生徒の前で講義をする塾講師ならば1人、2人休んでも予定通りに講義は行われるでしょう。しかし1対1の指導が基本の家庭教師の場合、生徒が休んでしまっては指導が成立しません。そのため家庭教師バイトの場合、生徒が休むときには様々な対応が必要になります。家庭教師バイトで生徒が休むときの対応について解説します。
対応1:日程を調整する
家庭教師バイトの場合、生徒が休むとなったら指導する日程の再調整が必要です。塾講師ならばインフルエンザや自然災害のような多数の生徒に影響があるケースを除けば、一人二人の生徒が休むことになっても講義は中止になりません。講義を休んだ生徒へのアフターケア・フォローは必要かもしれませんが、一人二人の休んだ生徒のために補講はしないでしょう。しかし、1対1で指導する家庭教師の場合、生徒一人の都合で指導自体が延期、中止となります。そのため、日程の調整が必要です。家庭教師側でできることは振替可能な日時を事前に整理しておくことです。そして、生徒の希望を聞きましょう。また、急に生徒から休むことを伝えられ別の日程に指導してほしいという要望が入ることもあります。普段からスケジュール帳やパソコンやスマートフォンなどで空いている日程が分かるようにしておくと良いでしょう。
対応2:思いやりを持った連絡と対応をする
家庭教師の立場からすると、せっかく指導のために日程を空けておいたのに休まれてしまうと日程を調整しないといけなくなるため面倒に感じるかもしれません。しかし生徒側も様々な理由で休まざるをえないことがあります。病気や怪我、急な用事などで生徒が家庭教師に対して申し訳なく思っていることも少なくないでしょう。生徒が休むことになったら、家庭教師は生徒に思いやりをもって連絡、対応を進めましょう。直接、言わなくても態度で休まれて迷惑している気持ちが伝わってしまうと生徒との信頼関係に悪影響が出てしまいます。
「お大事になさってください」「早く良くなりますように」「試合がんばってね!」など思いやりのある言葉をかけてあげるようにしましょう。
対応3:家庭教師センターにも確認の連絡
ご家庭または生徒から直接、休む旨を伝えられたら家庭教師センターにも確認の連絡をとりましょう。家庭教師センターは指導が予定通りに行われたかどうかを確認できないと、正しいアルバイト代や労働時間などを記録できません。通常、生徒が急に休んだ場合にどのように連絡をするか等、決められているかとは思いますが、いつ休んで、いつ振替の指導をするのかといった情報を家庭教師センターに正しく伝えられるようにしておくことが大切です。対応4:指導計画の変更と確認
生徒が休んだことで場合によっては指導計画の変更と確認が必要になることもあるでしょう。例えば生徒が長期間、休むことがあれば、生徒の定期テスト対策、受験対策に進捗を間に合わせるための調整もしなければいけません。目標のテストまでに振替日程を十分に確保できなければ、指導する内容にメリハリをつけて間に合わせることも検討しなければいけないでしょう。場合によっては、生徒の自習を促すために、宿題などを家庭教師から出すことも必要になるかもしれません。対応5:小テストなど復習できるきっかけを用意
指導で間が空いてしまうと生徒が指導した内容を忘れてしまったりすることもあります。そのため、振替日程で前回の復習を簡単に入れたり、小テストをすることを告知しておくなどしたりして、指導の間が空いても生徒の知識・記憶が定着するような手立てを用意しましょう。ただし、生徒も休まなければいけない事情がある以上、無理できないこともあります。そのため生徒の置かれている状況に応じてストレスがかかり過ぎる課題などを出すのは避けましょう。