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家庭教師アルバイトは宿題を出してもやらない生徒にどう指導するべきか


家庭教師アルバイトを真面目にしていて、宿題を児童・生徒に出してもなかなかやってくれないという悩みを持つ方も少なくないようです。宿題を毎回、考えて出しても児童・生徒が取り組んでくれないと指導が計画通りに進まなかったり、生徒の学力や勉強する習慣が定着しなかったりと困ることも多々あるはずです。本記事では家庭教師で宿題について悩んでいる方のために、宿題に関する考え方をお伝えします。

宿題の量・質は本当に適切か考えてみる

最初に確認したいのが宿題の量・質が生徒にとって適切かどうかを考えることです。生徒の負担を考えずに負担が重い宿題を出していないでしょうか。あまりに生徒にとって負担が重すぎると、生徒は宿題に取り組んでくれません。まず児童・生徒の立場に立って本当に宿題の量と質が適切かどうかを振り返ってみることが大切です。
生徒が無理なくできる範囲・難しさの宿題なのかどうかをまずは考えてみましょう。もし、量も質も生徒にとって負担が大きすぎると感じたら宿題の量や難易度を調整してみてください。

宿題を出す側になると、生徒の負担などを考えずに自分の都合で宿題を出してしまうこともあるでしょう。指導を受ける側の立場になって、「この宿題の量と質は本当に適切か」を考えてみる習慣をつけましょう。

児童・生徒が宿題をしない理由を聞き出す

直接、児童・生徒に宿題をしてこなかった理由を聞いてみるのも手です。その際には、「なぜ宿題をしてこなかったのか」と怒ったり責めたりしないようにしましょう。大切なのは児童・生徒の本音を聞き出して対策を考えることです。例えば部活が忙しい、問題量が多すぎる、自分で考えても解けないなど、様々な理由が聞き出せるはずです。児童・生徒の心のうちは、児童・生徒に直接、聞き出すのが一番です。できない理由、やらない理由を聞き出した上で、どのような形で宿題を出せば良いのかを調整しましょう。

最初は簡単・少量の宿題から試す

宿題はいきなりたくさん出したり、難しいものを出したりせず、最初は簡単で少なめに出してみるところからはじめましょう。取り組みやすく無理のない範囲で宿題を出して様子をみることをおすすめします。指導には、スモールステップという考え方があります。アメリカの心理学者のスキナーが提唱した理論で、目標を細かく分けて少しずつ取り組んでもらうことで、最終的な目標に到達しやすくなるという考え方です。極端な話、最初は5分で終わるような宿題でも良いでしょう。最初に取り組むハードルを低くして、少しずつ無理のない範囲で宿題の質と量をコントロールして、児童・生徒が無理なく続けられるようにすると良いでしょう。

宿題を出すこと自体が本当に必要かも考える/h3>

宿題は必ず出さなければいけないというものではありません。児童・生徒の負担や置かれている状況によっては宿題を出さないという選択肢もあります。例えば児童・生徒の通う学校の宿題が多すぎる、部活が忙しすぎるなどの理由で、家庭教師の出す宿題まで手が回らないということもあるかもしれません。

そもそも、宿題を出すこと自体が本当に必要なのかも考えてみると良いでしょう。ただ生徒の負担が大きいだけの宿題ならば形式的に出す必要はありません。宿題を出すことを通して児童・生徒がどうなってほしいのかを考えてみましょう。その上で本当に宿題が必要ならばできる範囲で出すべきですが、あえて宿題として出す必要がなければ思い切って宿題を出さないで指導するという手もあります。

まとめ

宿題について家庭教師が気をつけるべき点を解説しました。まず、宿題を生徒がなかなかやってくれないのであれば、宿題の量と質がそもそも適正なのかどうかを考えてみることからはじめましょう。また、生徒自身としっかり話し合いをして宿題をやってこない理由を聞くことで想定外の気づきがあるかもしれません。

そして、宿題に取り組んでもらう際には、最初はスモールステップで少量、簡単と無理のないところから取り組んでもらうようにしましょう。また、宿題自体がそもそも必要なのかどうかもあわせて考えてみるのもおすすめです。宿題を出さなくても良い、出さないほうが良い場合もあります。宿題はあくまでも生徒の学力向上のための手段の一つです。児童・生徒の実態にあわせて上手く宿題を活用していきましょう。

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