家庭教師の教材研究や準備が面倒!なかなか手に付かないときの対処法
家庭教師の仕事は生徒との対面指導だけではありません。指導前の教材研究や指導の準備も仕事に含まれます。 しかし、教材研究や指導前の準備をやろうと思ってもなかなか始められないという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。バイト先に行けば良いだけの仕事とは違って大変なところかもしれません。そこで本記事では、教材研究や準備になかなか手をつけられないときの対処法を解説します。
5分でも良いので着手する
教材研究や授業の準備には手間と時間がかかるものです。丁寧な指導をする先生なら1時間以上、ときにかかってしまうこともあるかもしれません。しかし、そのようなまとまった仕事を大学や私生活で忙しい中、着手するのは大変です。そこで、5分だけ着手する、5分でも気が重いなら1分だけでもやってみるのはどうでしょうか。ほんの少しでも仕事に手をつけることができると、あとは少しずつ勢いがついて仕事が進んだという経験がある人も少なくないでしょう。
予めスケジュールに組み込む
水曜日の夕方5:00から1時間は教材研究と授業準備の時間という具合に、予めスケジュールに組み込んでしまうのも仕事を先延ばしにしない工夫として有効です。意志の力だけで仕事に着手しようとすると、その時々のモチベーションややる気に左右されてしまいます。自分で仕組みをつくって、やらなければいけない仕事を習慣化してしまうと、仕事に着手しやすくなるでしょう。場所を変えてみる
どうしても教材研究や授業準備をしなければいけないのに手を付けられないというときは場所を変えてみるのも有効です。例えば自分の部屋だとダラダラしてしまっても大学の図書館や喫茶店などに行くと、面倒な仕事も気分を改めて着手しやすくなるかもしれません。周りに勉強や作業をしている人がいると、自然にピアプレッシャーがかかり仕事に取り組みやすくなるでしょう。心配事や不安があれば取り除く
もし、仕事に着手できない理由に、仕事とは別の心配事や不安があれば取り除くのも良いでしょう。例えば、提出期限間近のレポートがあると、家庭教師の教材研究や指導準備に集中できないのではないでしょうか。一旦、心配事や不安の原因になっていることを先に片付けてから落ち着いて仕事をするのも良いでしょう。早朝や隙間時間を有効活用する
教材研究や指導準備は、早朝や隙間時間を有効活用して進めるのも良いでしょう。特に早朝は睡眠が十分に取れていれば集中しやすい時間帯です。また大学に通っていると講義の間に空き時間ができてしまうこともあるでしょう。そのような隙間時間を有効活用してみるのもおすすめです。特に大学なら図書館も無料で使えるのでお財布にも優しいでしょう。着手した後、教材研究や指導準備に集中する方法
面倒な仕事も一旦、着手できたら勢いで続けやすくなります。しかし、集中力がなかなか続かないという悩みを持つ人もいるでしょう。そんな人はポモドーロテクニックを試してみるのも良いでしょう。ポモドーロテクニックとは、25分集中と5分休憩のサイクルを繰り返す時間管理術です。限られた時間で生産性を向上させる方法としてビジネスや勉強の世界でもよく知られています。ポモドーロテクニックを教材研究や指導準備に応用することで、集中しやすくなるはずです。教材研究・指導準備にはどの程度の時間をかけるべき?
教材研究・授業準備は指導の満足度を高めるために欠かせない時間です。しかし、残念ながら多くの家庭教師センターでは時給が発生しない時間でもあります。そのため、あまりに時間をかけ過ぎてしまうと割に合わないと感じたり、家庭教師の仕事自体が辛くなったりします。かけるべき時間は家庭教師が指導範囲にどの程度の理解があるのか、既存の教材を活用できるのか、等の様々な要素で左右されます。しかし、長く時間をかければ必ずしも分かりやすさや指導の効果が上がるわけではありません。例えばオリジナルプリントのデザインをいくら凝って見栄え良くしても、学力向上に直接つながるとは限らないことを考えれば分かりやすいでしょう。
例えば、長くても60分、できれば30分といった具合に教材研究や指導準備にかける時間を予め制限して、その中でできる限りのことをやるというルールを決めるのもおすすめです。教材研究や指導準備は時間をかけようと思うといくらでもかけられます。そのため、ある程度の区切りを決めておくのもおすすめです。
まとめ
家庭教師の教材研究や準備になかなか手がつけられないときの対処法について解説しました。教材研究や指導の準備は時給が発生しません。しかし、指導の質を高めるためには必要です。気が進まないときは5分だけでも着手する、予めスケジュールに組み込むなど工夫をして取り組めるようにしましょう。ただ、教材研究や指導の準備は時間をかけようと思えばいくらでも時間と手間をかけられます。そのため、家庭教師自身の負担が重くなり過ぎないように気をつけましょう。