家庭教師と生徒の相性は大切!合わない場合の対処法も解説
家庭教師の指導は基本的に先生と生徒の1対1です。生徒の部屋で2人きりになります。先生と生徒の相性が良ければ何も問題はありません。しかし、先生と生徒の相性が悪いと指導時間、お互いに息がつまってしまうことも考えられます。1対多数の塾講師などに比べて家庭教師は生徒との相性がより大切です。もし相性が悪い場合、家庭教師側はどのように対応していけば良いか考えてみましょう。
1対1の指導で相性が悪いと先生も生徒もつらい
相性にも種類があります。例えばコミュニケーションが取りづらい、話やすいが生徒と先生の指導が噛み合っていない等さまざまです。家庭教師も生徒も人間なので全ての面で相性が良いというケースは稀でしょう。しかし、指導において「生徒が先生に質問をしづらい」「生徒が先生の言っていることを全然理解できない」「生徒が先生を信頼していない」など指導にまつわる部分で相性が悪い場合は、生徒も先生も辛くなってしまいます。家庭教師センターも先生と生徒のマッチングの段階で、共通の話題がありそう、性格が合いそう等、先生と生徒の相性をある程度、考慮してくれるのが一般的です。しかし、実際に指導をしてみないことには本当に相性が良いかどうかは分からないものです。
相性が悪いと起きる3つのデメリット
生徒と先生の相性が悪いとデメリットが複数考えられます。特に気をつけたいデメリットは以下の3つです。・生徒の成績がなかなか上がらない
・生徒や保護者から不満が出る
・生徒と先生の自信がなくなる
生徒と先生の相性が悪いと、生徒の成績がなかなか上がらない事態に陥ります。一見、先生と生徒の仲が良さそうでも指導が噛み合ってない場合も生徒と先生という関係では、相性が悪いと判断するべきです。家庭教師の仕事の本分はやはり、勉強の習慣づけと生徒の成績を上げることでしょう。本来の目的である指導の部分で結果が出ないようなら指導のやり方を改善する必要があります。
また話しづらい、質問しづらい、指導時間の雰囲気がギスギスしている等の点で相性が悪いと生徒や保護者から不満が出やすくなるでしょう。もちろん成績がなかなか上がらない場合も不満は出やすくなります。
様々な点で相性が悪いと最終的に生徒と先生双方の自信喪失につながる恐れがあります。毎回、指導が噛み合わないと生徒は勉強が分からない、先生は指導がうまくいかなくなり自信がなくなってしまうでしょう。
相性が悪いときの対処法
直感だけですぐに、「この生徒とは相性が悪い」と判断してしまうのは早まった考えです。相性が悪い場合は、まず先生からできることがないか考えてみましょう。・相性が悪いと言ってもどの部分で悪いのか考える
・コミュニケーションの取りづらさが原因なら話しやすい雰囲気をつくる
・指導が噛み合ってないなら教える内容やレベル、伝え方を変えてみる
絶対的な正解はありませんが、生徒に向き合いどのように歩み寄れるかを考えるのも先生の仕事です。
無理に続けないことも選択肢にいれる
生徒との相性が悪くて指導を続けるべきかどうか悩むこともあるかもしれません。いろいろ歩み寄れる方法を試してみて、どうしても上手くいかないという場合はどうすれば良いでしょうか。一人で抱え込まずにまずは家庭教師センターに相談してみましょう。客観的なアドバイスを得られて生徒との相性改善のヒントがもらえる可能性があります。逆にどうしても相性の悪さを改善できない場合、家庭教師センターの判断で派遣する先生を交代することも考えられるでしょう。相性が悪いのに無理に指導を続けてしまうのは生徒・先生双方にとってマイナスです。本当に相性が悪い場合は無理に続けないという判断をすることも必要です。
活躍できる場で活躍しよう
先生も生徒も1人の人間です。相性が良いこともあれば、悪いこともあるでしょう。もし、ある生徒と相性が悪くても別の生徒との相性が良いこともあります。仮に相性の悪い生徒との指導で先生交代ということになっても落ち込み過ぎないことが大切です。別の生徒との指導が逆に相性が良く上手くいくこともあります。家庭教師も完璧ではありません。全ての生徒に合わせることは現実的に難しいでしょう。しかし、必要とされる場はどんな家庭教師にもきっとあるはずです。相性の悪い生徒にあたって上手くいかなくても経験として次の新しい生徒への指導に役立てましょう。