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【大人の算数復習法】家庭教師で苦手科目の算数・数学を指導することになったら?


家庭教師のアルバイトで算数と数学は需要が高い科目です。しかし、家庭教師アルバイトを希望している学生の中には算数と数学に苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。英語や国語、社会科などの文系科目の指導を希望しても小学校・中学校の算数・数学の指導ができないかと聞かれることも珍しくはありません。
中には算数・数学を不本意ながら担当しなければいけなくなる方もいるでしょう。そこで本記事では、家庭教師向けの大人の算数・数学の復習法について解説します。

①大人向けの算数・数学の本で復習

理系ではない学生に算数や数学を任される場合、そもそも、そこまで高いレベルの算数・数学の難問が解けることはほとんど求められていません。しかし、基礎的な算数や数学の指導といっても普段、使っていないと忘れてしまいますし自信を持って指導するのは難しいでしょう。そこで、おすすめなのが大人向けの算数・数学の本で復習をしてみることです。実は大人向けの算数・数学復習本がいくつか出版されています。

小学校の算数ならば、

小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本』というロングセラーがあります。シリーズになっていて、解き方の解説や問題集、学年別の本も販売されています。それほど、分厚い本ではなく1週間もあれば全て一通り消化できるほどの分量で復習に最適でしょう。

中学校の数学も同じシリーズで復習できます。『中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本』で一通りの内容を復習できます。公文式からは『これ1冊でしっかりやり直せる中学数学 (高校入試対策総復習)』という本も出ており、こちらも復習におすすめです。

高校数学の指導となってくると、そもそも算数・数学に苦手意識のある学生に依頼が来ること自体は多くはありません。ただ、高校数学の復習もするなら、1冊でしっかり分かる本のシリーズや公文式などから大人向けの本が出版されているため、手にとってみると良いでしょう。

②算数・数学の教科書ガイドで指導法を勉強

算数や数学の指導は問題を解けるだけでは不十分です。むしろ、どのように説明するか、分かりやすく指導できるかの方が大切です。小学校の引き算をとっても減減法、減加法など解き方があります。しかし、そこまで意識せずに問題を解いている方も多いでしょう。指導法を学ぶには学習指導要領などを一通り見るべきですが、少し大変です。取り組みやすいのは算数・数学の教科書ガイドでしょう。教科書は原則、一般的な書店で入手できないのですが教科書ガイドは一般の書店でも販売されているので指導法を勉強するのにおすすめです。

家庭教師自身も算数・数学には普段から慣れておこう

算数や数学に苦手意識がある家庭教師は、指導はしなくても普段から慣れておくのがおすすめです。例えば、就職試験のSPIなどのペーパーテストで算数や数学の知識が必要な問題が出題されます。公務員や教員の採用試験でも算数や数学の知識がないと解けない問題も多く、算数や数学が全くできないと就職試験で困る原因になることもあるからです。資格試験などでも会計やファイナンス関連の仕事では算数や数学の前提知識が必要なこともあるため適度に復習しておく方が進路の幅も広がります。

あまりに難しい指導の場合は断る勇気も必要

算数や数学は適度に復習した方が良いものの、あまりにも難しい指導の場合は断る勇気も必要です。例えば、算数でも中学受験の難関校で出題されるような問題は、基礎的な数学よりも難しいことも珍しくありません。
中学受験経験者でなければ指導するのが厳しいこともあります。また、医学部受験や難関大学受験の数学の指導となると、大人向けの数学復習本を少し勉強しても指導できるレベルには、なかなか到達できないでしょう。
そのため本当に指導するのが難しい場合は断る勇気も必要です。

苦手だからこそ教えられることもある

算数や数学がそれほど得意ではない家庭教師に依頼がくる、算数、数学指導の依頼はどちらかといえば定期テスト対策や小学校・中学校の基礎的な内容の指導がほとんどです。そのため難問を解ける力よりも、算数や数学を分かりやすく教えてあげられる力の方が重要です。また、算数や数学に苦手意識があるということは、苦手意識を持った生徒・学生の気持ちが分かるという強みもあります。

まとめ

家庭教師の算数・数学の復習法について解説しました。算数や数学に苦手意識がある方で、基礎的な指導の依頼が来ることも珍しくありません。しかし、大人向けの復習本を試しに一通りやってみると「教えられるかもしれない」と自信がつくこともあります。また、大人になってから勉強してみると意外と小中学生の頃に苦手だった算数や数学が解けたりすることもあります。算数や数学の指導の依頼がきた際の参考にしてみてください。

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