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「やり抜く力」は家庭教師の工夫にかかっている!

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勉強だけでなく、人生においても重要な「やり抜く力」。この力がどうしたら身につくのかと興味があると思います。あえて家庭教師の現場では、この力を「家庭教師が育む」と位置づけしたいと思います。それほど、家庭教師は生徒への影響力が大きいということでもあり、あらためて身の引き締まる思いになりますよね。

やり抜く力とは

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なんでもがむしゃらにやればそれがやり抜く力かというとそれは違います。やり抜く力とは「瞬発力」ではなく「持続力」です。たとえがむしゃらに頑張って成果が出たとしても、それはなかなか続けることは困難です。大きな成果は期待できません。つまり期末や中間テストだけのためにがむしゃらに勉強しても、その後続かなければ入試試験での合格を手にすることができないんです。
ではどうしたらやり抜く力が身につくのか。アメリカでgrit理論に関して「マッカーサー賞」を受賞し、ホワイトハウス、米国陸軍士官学校、スポーツ界、ビジネス界という全米のエリート集団がアドバイスを求める心理学者のアンジェラ・ダックワース氏によると「興味」「練習」「目的」「希望」という4つの要素が必要だということです。ここでは家庭教師が生徒に指導できる「練習」について見ていきたいと思います。

適正な目標を立ててそれを達成し続ける「意図的な練習」

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同じ競技でも、オリンピック選手とがむしゃらに練習しているけど成果が上がらない人の違いはなんだと思いますか?それこそが「意図的な練習」なんです。例えばマラソンで10年毎日1時間欠かさず走っているがそれだけではさほどの成果は上りませんよね。本当に成果を出したい、オリンピック選手に選ばれたいと思うのなら、タイム測定や心拍数の管理、フォームの改善など適正な目標を立てそれをクリアして行かなくてはなりません。ダックワース氏によると次の3つの流れが「意図的な練習」のポイントとしています。

1.弱点に的を絞って「ちょっと無理めの目標」を設定する。
2.「ちょっと無理めの目標」を達成するための努力を惜しまず、常に周囲に熱心なフィードバックを求める。
3.改善点を理解したら、うまくできるまでくりかえし練習を続ける。


うーん、厳しそうですね(汗)。これを生徒に指導できるのかとおもってしまう家庭教師もいるかと思います。しかし、このポイントは根詰めてしなくてもいいんです。集中時間はその生徒それぞれに家庭教師が見計らって設定してあげればいいんです。5分の子もいれば30分の子もいます。それなら無理なくできそうですね!肝心なことは「継続」なので、続けられるように工夫してあげることが大切です。

脳科学者・茂木健一郎氏もおすすめ「ストップウォッチ勉強法」

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みなさんもよくご存知の脳科学者の茂木氏も自身の著書『IQも才能もぶっとばせ! やり抜く脳の鍛え方』でもお勧めしているのが「ストップウォッチ勉強法」です。特に勉強が苦手な子におすすめだそうです!どんな勉強法かというと
ストップウォッチを使って、たった5分だけ苦手な勉強に挑戦してみるというもの。5分経ったらやめてもいいのだと知ると、子どもたちはやる気になる。時間を区切って、「やる・やめる」「やる・やめる」を繰り返すうちにだんだん持続力がつき、最後にはその内容も理解できるようになっていく。 「パッと始まり、パッと終わる」「瞬間的に集中して即座にやめる」、このメリハリが「やり抜く脳」を鍛えていくためには大切。これは大人でも同じで、たとえ5分でもいいから取り組んでみる。そして5分集中できたという成功体験が、次は10分、20分とのびていき、「やり抜く脳」につながっていく。
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(出典:https://ddnavi.com/news/370597/a/)


どうやら「やり抜く力」を引き出すには、家庭教師による工夫が必須のようです。ご自分の担当する生徒の性格や気質、タイプをしっかり把握して、「どうしたら続けられるのか」を熟考して上記の方法をうまく取り入れ、家庭教師独自のアイデア溢れる工夫をしてみてください。

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