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家庭教師はたくさんの参考書に目を通すべき?


家庭教師の指導をする際に

・参考書はたくさん目を通しておくべき?
・それとも1冊に絞るべき?

など参考書について悩む方も多いのではないでしょうか。特に家庭教師センターから指定の参考書が用意されていない場合、自分で指導用の参考書を揃えなければいけません。

そこで本記事では家庭教師は「たくさんの参考書に目を通すべきかどうか?」、「生徒にたくさんの参考書を用意してもらうべきかどうか?」について解説します。

家庭教師は複数の参考書を見比べる必要あり

結論から先に述べると指導する側の家庭教師は、複数の参考書を買う必要はありませんが、少なくとも目を通すべきです。参考書によって解説の仕方やレベルなどが異なる、場合によっては書いてある内容が違うこともあります。

家庭教師は生徒と違い原則、専門の教科のみを担当します。複数の教科を勉強しなければいけない生徒よりも、指導教科については詳しくないといけません。そして、生徒が独学だと迷ってしまう内容を家庭教師は的確に答えなければいけません。そのためにも常に手元に置いておく定番の参考書だけでなく、複数の参考書を横断的に知っておく必要があります。

生徒は参考書1冊を徹底的に繰り返し使うのがおすすめ

生徒は家庭教師と同様にたくさんの参考書や問題集を用意するべきなのでしょうか。
結論から述べると、生徒は「これ!」と決めた1冊を集中的に繰り返す方が迷わず知識が定着できるため、あまりたくさんの参考書を手元に置くべきではありません。もちろん、複数の参考書を補助的に持っていること自体は良いのですが、あくまでも勉強の中心となる1冊をとことんやり抜くのがおすすめです。

家庭教師は問題集を複数用意するべき?

参考書と同様、家庭教師は問題集を複数、用意するのがおすすめです。問題集1冊では、問題の量が少なかったりレベル別に出題ができなかったりするからです。一方、生徒に渡す問題集は参考書と同様、絞って1冊にしてしまう方が良いでしょう。

指導のやり方としては、

①生徒にまずは1冊の問題集を繰り返し解いてもらう。
②家庭教師が1冊の問題集でカバーしきれない問題を適宜、追加して出題する。

この指導法なら、生徒がたくさんの問題集を無駄に用意して解く必要がなくなります。1冊の問題集でカバーしきれない問題を、どう適切に生徒に出題するかが家庭教師の腕の見せ所と言っても良いでしょう。

家庭教師は時間がない生徒の代わりにある程度、効率よく勉強できる道筋を用意してあげるのも仕事です。もちろん、生徒自身が複数の参考書を見比べたり、問題集に目を通したりするのが理想かもしれません。しかし現実的には、生徒は限られた時間で勉強しています。そして大人のように自由に大型書店の参考書コーナーに足を運べないかもしれません。(特に田舎在住の方)

また、生徒にとって正しい情報と間違った情報を選択するのも難しいでしょう。だからこそ、家庭教師がある程度、生徒に自由を与えながらも、効率よく学習できるロードマップを用意してあげる必要があります。

家庭教師は指導教科で幅広い知見をもとう

家庭教師は複数の問題集や参考書に目を通すことで教科に対して幅広い知見をもつべきです。専門の指導科目を付け焼き刃な知識だけで教えようとすると、指導中に家庭教師自身が困ることや力不足を感じることも出てくるでしょう。広く横断的に指導科目についての知識や問題の傾向を研究することで、生徒の学習の負担を軽くしてあげましょう。

また、市販の参考書や問題集以外に、文科省から出版されている学習指導要領や入試問題の過去問などにも目を通しておくと家庭教師の専門科目への知見が広がるはずです。

もし、アルバイトでお金を稼ごうとしているのに指導用の参考書や問題集を自腹で用意するのに抵抗があるという方は図書館などの利用も検討してみてください。また古本屋やフリマアプリで学習用の教材が手に入ることもあるので、そちらにも目を通しておくとよいでしょう。

生徒が参考書コレクターになっていたら?

生徒が参考書や問題集をたくさん買ってきて参考書コレクターのようになっていた場合はどうすれば良いでしょうか。最終的には生徒によるのですが、基本になる参考書と問題集を絞るように指導するべきです。参考書や問題集のコレクターになる多くの理由が「生徒の受験に対する不安」からきています。そして、内容を消化不良で吸収できずに勉強迷子になってしまいがちです。

そうならないように家庭教師は生徒に

・この1冊をまずは集中的に勉強してほしい
・足りない分は家庭教師が適宜、補うから安心して勉強してほしい

この2点を事前にしっかり伝えることをおすすめします。生徒は限られた時間の中で結果を出さなければいけません。だからこそ、家庭教師は参考書や問題集に複数、目を落として生徒に必要な学習内容を精選して伝えられるようにしておきましょう。

まとめ

家庭教師の指導をする際に複数の参考書を横断的に読むことで指導に対する知見を広げておきましょう。一方、時間が限られている生徒は精選された参考書と問題集を繰り返し読んだり、解いたりすることで効率的に学力を伸ばすのがおすすめです。足りない内容はを家庭教師が適宜、補足してあげられる指導力を身につけましょう。

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