家庭教師もスキルをネットで売れる時代?スキル販売サービスについて解説
家庭教師センターの業務委託として、ご家庭に派遣するのが一般的な家庭教師アルバイトです。しかし、オンラインで自分のサービスを販売できるプラットフォームやマッチングアプリの登場で、家庭教師の働き方も多様化しています。最近、注目されているのがTVCMでもお馴染みの「ココナラ」です。ココナラは自分のスキルをオンライン上で販売できるサービス。ココナラ以外にも「タイムチケット」など自分のスキルや時間を販売できるサービスは増えています。本記事では、今、流行りのスキル販売サービスで家庭教師をするメリット・デメリットについて解説します。
スキルを販売できるサービスとは?
スキルを販売できるサービスでは、ココナラやタイムチケットのようなオンラインで仕事を依頼したい人と仕事をしたい人をマッチングするサービスの一つです。似たサービスにクラウドソーシングがありますが、クラウドソーシングは仕事を依頼したい人が依頼内容を掲示し、仕事をしたい人が応募するのが基本です。一方、スキル販売サービスでは、仕事をしたい人が販売するサービスを掲示し、仕事を頼みたい人が依頼しにくるケースが基本です。つまりスキル販売サービスでは家庭教「中学生の理科の家庭教師をします!60分2000円」、「東京大学の現役学生が東大受験対策をします!60分4000円」など、自分の販売したいサービスを掲示して待っていれば仕事が入ってくる仕組みがつくれます。
現在TVCMを積極的にしているココナラでは、オンラインで家庭教師をするサービスを販売しているアカウントが多数あります。スキル販売サービスでオンライン家庭教師の仕事に興味がある方は、一度、覗いてみるのも面白いかもしれません。
スキル販売サービスで家庭教師をするメリット
スキル販売サービスで家庭教師をするメリットは「集客」をしやすいことです。個人でオンライン家庭教師のサービスをたちあげても、なかなか必要としている人に見つけてもらえません。しかし、スキル販売サービスに出品すれば多くの人に自分の出品サービスを見てもらえます。そのため、家庭教師のサービスを出品しておけば依頼してくれる人が見つかるかもしれません。スキル販売サービスで家庭教師をするデメリット
スキル販売サービスで家庭教師をする際のデメリットも解説します。まず、スキル販売サービスには手数料がかかります。例えば10,000円で出品したサービスが売れた場合、売上の約2割〜3割がスキル販売サービスの手数料として引かれてしまいます。また、スキル販売サービスで家庭教師をしたい人が増えすぎると、出品したサービスが目立たなくなり、依頼があまり来ないという状況にもなります。
そしてスキル販売サービスを通してのやり取りは基本的に自己責任です。そのため、依頼主とトラブルになってしまうと、自分でトラブルを解決しなければいけない可能性があります。もちろん、研修などもありません。
個人でオンライン家庭教師のサービスを出品できますがデメリットも見逃せません。
家庭教師センターの方が収入は安定する
スキル販売サービスで家庭教師のサービスを出品する人は増えました。しかし、従来型の家庭教師センターは残り続けるでしょう。スキル販売サービスで出品しても、家庭教師のサービスを出品する人が増えすぎると結局、仕事の依頼はなかなかきません。しかし、家庭教師センターに登録して決まったご家庭の指導に入ることになれば収入は安定します。また、家庭教師センターの状況によっては、十分なコマ数を確保してもらえることもあるでしょう。スキル販売サービスで家庭教師のサービスを売るのは意外に大変です。しかし、家庭教師センターなら家庭教師にあった案件を紹介してくれます。そして、依頼主のご家庭とトラブルになっても家庭教師センターが間に入ってくれるため指導にも集中しやすいはずです。家庭教師の仕事に不安を感じる人には研修もあります。
スキル販売サービスもうまく使えば新しい収入源を確保できます。しかし、従来型の家庭教師センターの良さもあるため、仕事を探している人はスキル販売サービスと家庭教師センターへの登録を同時に行って様子を見てみるのが良さそうです。