【家庭教師あるある】生徒が自分の出身校より難関大志望だったら?
家庭教師をしていると生徒が自分の現役時代の在学校や出身校よりも難関大学を志望しているケースも頻繁にあります。例えば家庭教師はMARCH出身だけど生徒は早慶志望のようなケースです。自分が受験生だったときに不合格だった学校の入試を指導しなければいけないこともあります。
・生徒から頼りないと思われたらどうしょう?
・自分が現役時代に不合格だった大学入試の指導なんてできるの?
と不安に感じる家庭教師もいるかもしれません。しかし心配しすぎることはありません。まず入試問題を解く力と分かりやすく教える力は必ずしも一致しません。それに入試と違い指導する範囲は家庭教師の得意とする科目だけです。何より大学・社会人時代でも学び続けていれば学力は向上しているはずです。
しかし、家庭教師の中にはまだ不安を感じるかもしれませんね。
そこで生徒が自分の出身校より難関大学志望だった場合の心構えと対処法をご紹介します。
気にするべきことは偏差値ではない
生徒が自分より難関大学志望でもプレッシャーを感じる必要はありません。家庭教師の世界では生徒の志望校の方が先生の出身校より偏差値が高いケースはいくらでもあります。しかし偏差値を気にしすぎることはありません。むしろ気にするべきことは・家庭教師が生徒の志望校の入試問題を解けて解説できるかどうか?
この一点に尽きます。
もしも指導で不安を感じるなら生徒の志望校の入試問題を解いてみてください。問題なく解けて自分の言葉で解説できるなら、なんの心配もありません。自信をもって指導にのぞみましょう。
家庭教師がカバーするのは得意科目だけ
家庭教師が指導するのは自分の得意科目だけです。英語の先生なら英語の指導ができれば大丈夫です。例えば家庭教師が早稲田ではなく青山学院大学出身だったとします。一般的には青山学院より早稲田の方が偏差値だけ見ると難関です。しかし青山学院は英語の入試問題が難しく実際の入試では早稲田の問題よりも難しい英文が出題されているケースも珍しくありません。青山学院は言わずと知れたミッション系の外国語に力を入れている大学で英語の問題だけをみると、難関国立大学よりも難しい問題を出題しており英語が苦手だとなかなか合格できません。
仮に家庭教師が現役時代に早稲田に不合格で青山学院に入学した先生でも、不合格の原因は英語ではなく日本史や国語の成績が振るわなかったからというケースもあります。つまり指導する科目だけで見れば早稲田の英語も難なく解ける先生も多いのです。
生徒に指導力を疑われたら目の前で入試問題を解いて解説する
生徒が仮に先生の指導力を疑うケースがあったら、どうすれば良いのでしょうか。例えば早稲田志望なのに、青山学院出身の先生で大丈夫なのか?と思われてしまうケースです。その場合は実際に入試問題を生徒に解いてもらってから実際に同じ問題を解いて解説してみるのが一番です。まず早稲田志望の生徒といっても高望みしているだけで、実際の学力は早稲田合格には程遠いことがほとんどです。恐らくそんなに出来ないケースがほとんどでしょう。もしも簡単に早稲田の入試問題をすらすら解けるようなら。その生徒に家庭教師の指導はそもそも必要ありませんよね。
実際の入試問題の解き方を生徒の前で実演したり解説したりしてみてください。生徒も家庭教師の実力と指導力に納得してくれるでしょう。
家庭教師が気にするべきことは「自分の指導する科目の生徒の志望校の入試問題を解けて解説できるかどうか?」だけです。
実績があるなら教え子の合格実績を見せるのも手
指導実績で自分の出身校より難関校に合格させてきた実績があるなら、それをさりげなく伝えるのも有効です。教え子を自分の出身校よりも難関大学に合格させ続けてきた実績があれば問題ありません。予備校でも中堅私立大学出身で教え子を東大や京大に合格させている先生は人気があります。自分が指導する範囲でしっかりと生徒に教科指導できるかどうか?実績があるかどうか?が重要です。生徒の志望校の入試問題が全く解けない、解説できないということなら家庭教師センターにその旨を伝え適任の先生に代わってもらった方が良いこともあります。
しかし、実績もあり自分の担当科目を指導できるなら何の問題もありません。自信をもって指導にあたりましょう。