心構えと対処法で、イラッと感情もコントロール!
小学生、中学生の発言に「イラッ」とした家庭教師は多いかと思います。感情的になってはダメだと思いつつ、つい生徒にその感情をぶつけてしまうこともありますよね。しかし、家庭教師として雇われている側としては、この感情的な言動はマイナスです。
今回は感情のコントロールに関してご紹介していきたいと思います。
親御さんが家庭教師を依頼する理由
学力に自信のある親御さんなら、高いお金を払ってまで家庭教師を依頼しなくても、ご自身で教えることもできるでしょう。しかし、ほとんどの親御さんは家庭教師に頼っています。その大きな理由は「我が子に対して感情的になってしまい、教えるにも教えられない」からです。他人である家庭教師ならそのような事はないだろうと依頼するわけです。ということは、家庭教師は感情的にならないのかというと・・・残念ながら感情的な言動をしてしまう時があります。それでは、家庭教師にお願いした親御さんの思いは無駄になってしまいますよね。親御さんの期待に答えてこその家庭教師でありますし、なにより生徒の学力が伸びる要因でもあります。
なぜ感情的になってしまうのか
家庭教師が生徒のためを思ってしていることを、生徒が反発したりすると、つい言動が荒くなったりしませんか?このように感情に任せて自分の言動がコントロールできなくなってしまう原因の多くは、「相手との相違を感じる事」にあります。
「こうすれば、いいだろう」と思い、生徒を指導していきますが、生徒側にとっては家庭教師の思いや意図はさほど通じず、お互いの相違が発生することでイラつきが多くなります。人間ですから違いがあるのは当たり前ですが、相違が繰り返されるとお互いにストレスを感じ、感情が乱れます。 そんな感情に振り回されそうになってしまった時の対処法を考えていきましょう。
心構えと対処法
価値観の違いを認識する
家庭教師と生徒。年齢も違えば、性別が違うこともあるかもしれんません。育ってきた環境はもちろん違いますよね。そのように違う事だらけであることは承知している思います。つまり、違いがある人間同士、価値観や感覚が一緒になるわけがないんです。まずはその認知をしっかりもってください。「今の中学生は自分の時と違うんだな」「兄弟が多い私とは違い一人っ子の環境は全く違うものだな」というように「自分とは違う」という認識を持つと、少々のことでは苛つかなくなってきます。相手の気持ちを察する
「なぜ生徒がこんな事をするのか」行動には原因が必ずあります。その原因に気を配ることが「察する」ということです。この察することで、相手のことがわかるかというと答えはNOです。ですが、察する行為は「相手を思う」ことであり「思いやり」にあたります。自己中心的になりがちな状況で「相手を察する」ことができれば、イラつく感情にブレークスルーが起きて、自分の気持ちが落ち着きます。それだけで感情的になることを食い止めてくれます。これは人間関係全般においていえることで、コミュニケーションの3大要素の一つでもあります。休憩をとる
お互いに空気が重くなってしまい、なにをしても解決しない時は一旦その状態をリセットしてみましょう。話題を勉強から外すことをお勧めします。そんな時に「雑談力」があるとかなり助かりますね。生徒も家庭教師もストレスから開放されるので、休憩を取ることは集中力アップにも繋がります。<関連記事>
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人との関わりの中で苛つくことは多々あります。ましてや家庭教師のバイトは人との関わりが密接なお仕事ですのでなおさらです。心構えや対処法を知っているだけでも、最悪の状態からは回避できますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。