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問題集を中心に学習させよう。受験本番に強くなる指導法

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家庭教師の指導をしていると、「真面目な生徒なのに何故か成績が上がらない」と感じることもあるのではないでしょうか。毎日、教科書も読んで授業も聞いているのに何故かテストの点数が上がらなくて悩んでいる生徒は少なくありません。定期テストの点数はいいのに模擬試験になると極端に点数が落ちてしまうという生徒もいます。そこで家庭教師の出番になります。

どのような指導をすれば試験に通用する学力が身につくのでしょうか。一概には言えませんが、試してみると効果がある指導法の一つがアウトプット中心の指導をすることです。もっと具体的に言うと問題集を解くことを中心にした指導を試してみると、成績が向上することが多いようです。受験に強くなる指導法をご紹介します。

真面目なのに問題が解けない理由はインプット中心だから

真面目なのに何故か問題が解けない生徒がいます。どのように勉強しているのかをヒアリングしてみてください。

・教科書を何度も読んでいる
・ノートを綺麗にとったり見直したりしている

このような回答なら、問題演習から生徒が逃げている可能性があります。家庭教師から問題演習を積極的に取り組むように指導してみてください。

教科書やノートだけをなんとなく読んでいても実際に問題を解いてみると意外に解けないものです。例えば算数や数学なら公式をなんとなく見ているだけでは使えるようになりません。実際に問題が出てきたときに公式を使って解答まで導けなければ意味がありません。

算数や数学だけではなく社会科でも同様です。沢山ある選択肢の中から正解を選べるようになるには、どんな知識が問題として問われるのかを知らないと正解を選べるようにはなれません。

しかし、問題演習をするのは生徒にとって、ただ教科書やノートを眺めるよりもストレスが溜まります。問題を間違えたら気分が悪くなったり自信をなくしたりしてしまうからです。それで本番までストレスのかからないインプット学習ばかり取り組んでしまい、本番で点数が取れなくなってしまうのです。

問題演習に時間をかける方が受験に強くなる

インプットは最低限で問題演習のアウトプットを中心にした学習を生徒にしてもらいましょう。なんとなくノートや教科書を読んでいても情報はなかなか頭に入ってきません。受験本番で実際に受験生が目にするのは教科書の文章でもノートでもなく問題文です。問題を見て解答方法や知識が受験会場で出てこなければいけません。英語や国語ならば初見の文章を、その場で読んで解答しなければなりません。定期テストのように読んだことがある文章が出るとは限らないため、初見の文章をその場で読んで解く力を養わなければいけません。

学校の定期テストだけ良い点数がとれるのに実力テストや模試、受験になると点数がとれない原因は絶対的に問題演習の量が足りません。

家庭教師は分かりやすく教えるだけの指導をしてはいけない

家庭教師は分かりやすく教えるだけの指導をしてはいけません。もちろん分かりやすい講義も大切です。分かりやすく面白い講義をしてあげる方が生徒のウケはよくなります。しかし、その場の講義や指導が楽しいだけでは生徒の実力がつきません。インプット過多の学生には問題演習の機会を用意してあげましょう。

英語なら英語の長文や過去問を指導時間内に実際に解いてもらう。そして問題文の読み方を解説してあげて、普段の勉強でも問題演習をする習慣がつくように指導してあげましょう。他の教科でも同様に問題集を積極的に使った指導をすることで実際の受験や模試、実力試験でも点数を取りやすくなるはずです。

問題演習を自分でできる自走力を身につけられるように指導しよう

自分から問題に積極的に取り組んで自学自習できる自走力がつく指導を心がけましょう。特に受験対策をするなら問題演習に慣れておくことが大切です。そして受験本番前は過去問を積極的に解く指導をしましょう。
生徒によっては問題に取り組むのはストレスがかかります。家庭教師は生徒が普段の問題演習で間違えても気にしないように励ましてあげましょう。問題を解いて間違えたところ、分からないところが生徒にとって本当に重点的に対策しなければいけないところです。勉強しているときこそ問題演習で生徒の弱いところ、理解の甘いところ、苦手なところを浮き彫りにして、ひとつひとつ丁寧に解けるようにしていくことで受験にも強くなります。

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まとめ

真面目なのに成績、特に実力試験や受験で点数が伸びない学生には問題演習が効果的です。授業を真面目に受けてノートをしっかりとり教科書をじっくり読んでも、実際に問題を解いている回数や経験が少ないと、なかなか問題は解けません。そして問題を解くのは生徒によってはストレスがかかる行為です。しかし本番の試験前にしっかりと間違えて、その都度、分からないところや苦手なところの対策を積み重ねることで、問題もしっかり溶けるようになります。家庭教師は生徒がインプット過多になっていると判断したら、積極的に問題演習を取り入れていきましょう。

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