家庭教師DIYとは?高時給で自由に働ける個人契約の始め方と注意点

家庭教師のバイトを探していると、家庭教師センターや派遣会社を通じて仕事をするのが一般的です。しかし、それらを利用せずに生徒や保護者と直接契約を結んで指導する「家庭教師DIY」というサービスがあります。
家庭教師DIYなら高時給を狙えるだけでなく、自分のスケジュールに合わせて自由に働けるのが魅力です。ただし、生徒探しや契約の管理を自分で行う必要があるため、事前にしっかり準備することが大切です。本記事では、家庭教師DIYのメリット・デメリット、具体的な始め方について解説します。
家庭教師DIYとは?個人契約の仕組みを解説
家庭教師DIYとは、家庭教師センターを通さずに個人契約の家庭教師をご家庭に紹介するサービスです。家庭教師バイトを希望する学生からは、登録料・紹介料などの費用をかけない仕組みです。また、全国で1万人以上の教師が登録し20年の歴史がある老舗サイトでもあります。ネットで家庭教師登録ができるため、最初に履歴書を書いたり、面接を受けることはなく、自宅にいながら家庭教師先を探せます。また、ご家庭が家庭教師センターに支払う中間マージンがない分、時給等の待遇アップが望めます。家庭教師DIYなら自由度が高く、高収入を狙えるため、経験のある家庭教師にはおすすめです。
家庭教師DIYのメリットは高時給で自由な働き方が可能なところ
家庭教師センターを通すと、時給1,500円〜2,500円程度が相場ですが、家庭教師DIYなら時給3,000円以上も可能です。特に、難関大学生や指導経験のある家庭教師なら、時給5,000円以上の契約もあるかもしれません。また、家庭教師センターを介さないため、指導科目・時間・場所を自由に決められます。オンライン指導を選べば、全国どこからでも生徒を受け持つことができるのも大きなメリットです。そして、家庭教師センターでは、契約料や教材販売のノルマが発生することがあります。しかし、DIYならそういった制約がないため、純粋に指導だけに専念できるのがメリットです。
家庭教師DIYのデメリット:個人契約はトラブルが多い?
一般的に個人契約は料金の未払い・急なキャンセル・指導方針の食い違いなどのトラブルも自己責任で対応しなければならないとされています。しかし、家庭教師DIYでは、そのようなトラブルは実際のところほとんどないとしています。あったとしても、それは教師側の不誠実が招いた結果で誠実な仕事をしていれば問題はないという立場にあるようです。またDIYでは、
・個人契約が初めてでもトラブルが起きないよう、その都度、注意事項やテンプレートを案内
・トラブルになった場合には相談に乗る
という対応をとっているようです。個人契約のデメリットとされる部分をサイト側のサポートでカバーする仕組みになっています。
家庭教師DIYではどのように働ける?
家庭教師DIYでは、指導内容を自由に選ぶことができます。受講科目として最も多いのは数学と英語で、次いで理科・国語・社会と続きます。国語を教えられる家庭教師が少ないため、国語指導ができると採用率が上がる傾向にあるようです。もし「全科目はできないけど、この科目なら対応可能」という場合は、それを明記して応募するのがおすすめです。個人契約の家庭教師は、1回あたりの指導時間や頻度も自由に設定可能です。ご家庭と相談の上で時間数や回数を調整することが可能です。柔軟に契約できるところは個人契約の強みでしょう。
時給の目安は以下の通り。
学生・中学生:2,000円~2,500円
高校生:2,500円~3,000円
中学受験生や難関大学受験生:+500円以上の上乗せ
指導料はご家庭から直接、銀行振込です。月末締め、翌月初回授業時に現金払い、または、翌月の指定日に銀行振り込みとなるのが一般的。しかし、個人契約なのでその場で現金払いなどにも交渉次第で対応してもらえることもあります。柔軟性の高さは魅力です。
家庭教師DIYの指導までの流れ
家庭教師DIYの指導の流れは以下の通りです。1家庭教師登録:登録フォームに必要事項を記入し、送信。1〜5営業日で登録完了し、スカウトが可能に。
2案件の告知と応募:メールや掲示板で募集案件が告知され、条件が合えば応募。希望条件の提示も可能。
3面接前の打ち合わせ:ご家庭とメール・電話で面接日時や条件を確認。体験指導は契約時給が基本。
4面接:ご家庭と直接会い、条件確認。多くのケースで採用されるが、誠実な対応が重要。面接時の交通費支給あり。
5授業開始:契約が成立すれば指導開始。契約書・出勤簿のテンプレート利用可。保護者との連携を大切にし、円滑な指導を心がける。
家庭教師DIYに向いている人とは?
個人契約の家庭教師は、以下のような人に向いています。・高時給で効率よく稼ぎたい人
・自由に働きたい人(時間・場所を自分で決めたい)
・指導経験があり、生徒募集に積極的に取り組める人
・責任感があり、契約や支払い管理ができる人
一方で、「生徒探しが大変そう」「契約管理が面倒」と感じる場合は、まず家庭教師センターを利用して経験を積んでから、家庭教師DIYに挑戦するのも一つの方法です。
家庭教師センターに登録するならキャンパスライフもおすすめ
個人契約の家庭教師は、高時給で自由度が高い反面、時給の交渉など指導以外の自己責任の度合いも増していきます。サポートがあったとしても自己責任でしっかり動ける人に個人契約は向いていると言えます。一方、時給の交渉を始めとした指導以外の部分のサポートを希望するなら家庭教師センターへの登録がおすすめです。ただし一つの家庭教師センターに登録しても仕事がなかなかないということもあります。そこで、おすすめなのがキャンパスライフです。一括登録で複数の家庭教師センターからオファーが届く仕組みになっているので、仕事が決まりやすくなるのでおすすめです。特に未経験の場合は家庭教師センター経由で経験を積んでから個人契約を考えてみるのも良いでしょう。