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家庭教師センターの面接で聞かれるポイント10選・面接時のマナーと服装も解説


家庭教師センターに登録する際に面接を突破しなければいけません。

しかし、面接では何が聞かれるのだろうと不安に感じている方も多いのではないでしょうか。事前に面接で聞かれそうなことを整理しておけば、いざ面接というときも慌てずにすみます。また、面接時のマナーや服装についても事前に不安を解消しておきたいでしょう。

そこで本記事では家庭教師センターの面接でよく聞かれるポイントを10個と回答例と面接時のマナーと服装について解説します。面接前に慌てないためにもよく聞かれるポイントや服装・マナーを整理しておきましょう。

ポイント1:志望動機

なぜ、数ある仕事の中から家庭教師を志望したのかも言えるようにしておきましょう。志望動機を述べる際に大切なのは家庭教師センターやご家庭の目線に立って考えることです。

例えば「時給が高いから」という理由だけで家庭教師を志望した先生に教えてもらいたいと思うかを考えてみてください。「時給が高い」という理由で選ぶのは良いのですが、それだけが理由の先生から教えてもらいと思う人はなかなかいませんよね。お金以外の目的、やりがいを感じられる志望動機の方が心証は良くなります。

回答例:

・「中学受験の際に家庭教師の方に苦手科目を教えてもらい、勉強が進んだので、私も苦手が得意に変わる喜びを知ってほしいと思い志望しました。」

・「人の成長していく過程を応援したいと思い、家庭教師をしてみたいと思い応募しました」

ポイント2:指導経験(経験者の場合)

よく聞かれるのは指導経験です。家庭教師や塾講師などの指導経験があるかどうかを聞かれることが多いため、指導経験について整理しておきましょう。ただし

「算数を指導したことがあります」
「国語を指導したことがあります」

というだけでは準備としては不十分です。指導の際に気をつけていたこと、大変だったことなど指導経験を詳しく聞かれることがあります。

「算数の指導でどんな工夫をしましたか?」

といった指導経験から派生して聞かれそうな内容を事前に面接担当者になった気持ちで考えてみましょう。

回答例:

・算数の指導では、低学年でも分かりやすいように、実物のおはじき、時計等を用意して指導しました。
・ただ算数の答えを出してもらうだけでなく、一つ一つ、自分の言葉で過程を説明する機会を設けていました。

ポイント3:大学での専攻

家庭教師センターが、学生の得意分野を把握するため、学校で何を学んでいるか聞かれることがあります。教えたい教科と関係するなら、その補足も面接中にしておくと良いでしょう。

回答例:

・大学では文学部で国文学を専攻しています。古典が好きなので、古典の読解や学校ではあまり触れない時代背景にも触れた指導もできます。

・大学では経済学を専攻しています。マクロ経済学やミクロ経済学の講義で数学を普段から使っています。微分・積分の指導もできます。

ポイント4:得意な教科と教えられる学年

担当できる科目の理解度(学力)も問われます。家庭教師センターの中には事前に学力テストをするところもあります。面接を受ける前に事前に軽い復習程度はしておいても良いかもしれません。ただし多くの場合、基礎学力があるかどうかを確認する程度の試験ですので過度に心配しすぎる必要はないでしょう。

ただ、家庭教師センターの中には筆記試験が難しいところもあります。例えば医学部受験専門のところや名門大学受験の対策に力を入れている家庭教師センターです。ただし受験対策に力を入れている家庭教師センターの場合、筆記試験対策を特にしなくても問題ない程度の学力がないと、実際に指導する際に大変かもしれません。

回答例:

・「英語です。もともと苦手でしたが、中学生のときに家庭教師の先生に文法・読解の考え方を教わり気がついたら得意科目になっていました。中高生の英語指導を希望します。」

・「生物です。覚えることも多く、大変でしたが、暗記しなければいけない知識一つ一つの関係性や繋がりを押さえながら覚えやすく、分かりやすく指導する自信があります。中学生の理科と高校生の生物の指導を希望します。」

ポイント5:経歴・受験経験の有無

面接では経歴も聞かれます。履歴書を提出するだけでなく口頭で確認されるため、履歴書の内容を何もみずに言えるようにしておくと良いでしょう。また履歴書をもとにさらに詳しく聞かれることもあるので準備しておきましょう。また経歴でアピールできるところがあれば面接でも積極的に言うのがおすすめです。

例えば医学部生ならば最低6年学生をするので、長期間働ける、理数系科目を教えられるなどのアピールポイントがあります。教育学部生ならば教員免許を取る予定、将来の仕事も教育に携わることをしようとしていることなどをアピールすると良いでしょう。

中には「偏差値が高い大学の学生じゃないから…」と引け目に感じたり他の学生と比べたりする人もいるかもしれません。しかし、周りと比べる必要はありません。家庭教師の仕事は偏差値がただ高ければできるというものではないからです。むしろ学力以外の基本的な挨拶ができること、マナー、子どものことを本気で考えてあげられる気持ちなど別の部分も見られて総合的に判断して選ばれます。

回答例:

・都内の私立中学の受験を経験しています。中学受験特有の算数の指導に自信があります。
・医学部受験の経験があります。受験科目の指導だけではなく、医学部受験全体のことも相談に乗れます。
・大学受験で小論文を経験しました。AO入試や推薦入試の小論文の指導も可能です。

ポイント6:スケジュール:「出勤日数・曜日・時間」などのシフト希望

スケジュールもよく聞かれます。例えばいくら優秀な学生であっても大学のゼミや実験が忙しくて仕事ができる時間が限られていることもあるからです。他にアルバイトをかけもちしているかどうかも、よく尋ねられます。時間帯や曜日などシフトに入れる時間を家庭教師センターは確認したいのです。余裕をもって対応できることをアピールすると仕事の依頼がくる可能性も高くなります。

回答例:

・「平日は火曜・水曜が大学の実験がありますが、それ以外なら16時以降指導可能です。土日は日中も働けます」
・「基本的に17:00以降でしたら、いつでも指導可能です。ただしテスト期間中のみ指導に入れない日があるため、テスト期間中は相談させてください。」
・「平日は月曜・火曜が忙しいですが、それ以外は余裕があります。また入試直前期は、連日指導に入れるようにスケジュールは調整可能です。」

ポイント7:いつから働けるか

できる限り、早い日程から働けると伝えた方が仕事を優先的に紹介してもらえる可能性が高くなります。例えば1ヶ月後から、2ヶ月後から働けるという回答をしてしまうと、結果的に仕事を回してもらう際に後回しになったり、忘れられたりするかもしれないからです。

回答例:

・「今やっているアルバイトが来週で終了するので、週明けからは働けます」
・「テスト期間が今月末に終わるので、来月から指導に入れます」

ポイント8:働ける期間

働ける期間もよく聞かれます。例えば受験生を担当するなら受験が終わるまでの学年末まで一貫した指導をした方が望ましいため、学年末まで働けるかどうかなど聞かれます。家庭教師の仕事は飲食店や小売業とは異なり、生徒と一緒に関係性を築き、確かな学力を育てるための十分な期間が必要になります。単発のセミナーや講座を担当するのとは違い長い期間コミットできるかどうかが重要視されます。

回答例:

・「7月下旬と1月下旬に試験があるので、試験前から試験終了まで1週間ほどお休みをいただきたいです」
・「お盆と三が日以外なら通常通りのスケジュールで指導に入れます」

ポイント9:希望の通勤エリア

登録制で交通費が支給される場合は、希望の通勤エリアを確認されることもあります。対面指導の場合、通勤エリアを広めに申告しておくと依頼が来る可能性は高くなりますが、通勤に時間がかかりすぎるエリアの指導を担当することになると、実際にアルバイトが始まってから大変です。希望の通勤エリアに関しては、無理のない範囲で回答することをおすすめします。

回答例:

・京王線沿線と井の頭線沿線で○○駅から1時間以内なら通えます。
・札幌市内で地下鉄沿線のご家庭なら通えます。
・バイクがあるので、○○市内なら通勤可能です。

ポイント10:生徒が行き詰まったときの指導法など

面接の際に、さまざまな場面を想定して、どのように対処、指導するのかを尋ねられることがあります。

例えば「生徒が行き詰まったときにどんな指導をしますか」「生後が話を聞いてくれないときにはどのように対応しますか」「生徒が部活で疲れて指導中、寝むそうだったらどうしますか」など、さまざまなことを聞かれることもあります。自分なりに、さまざまなシーンを想定して、どう対処するかを考えておきましょう。

回答例:

・生徒が行き詰まったときは、一旦、できるところと、できないところを特定した上で、学校の進度に関わらず復習をしつつ、順序立てて指導をしていきます。
・生徒が話を聞いてくれないときは、一旦、指導から離れて普段の学校生活の話などを聞いて、コミュニケーションをとって信頼関係を築くところからはじめます。
・そもそも、部活後に指導時間を設けるのが適切かどうかをご家庭と相談してみるところからはじめます。もし、時間をずらせないようなら、本当に眠そうな時は5分だけ寝てもらうなど臨機応変に対応します。

家庭教師アルバイトのときの面接マナー・服装

家庭教師アルバイトの面接では、発言だけではなくマナーや服装も、家庭教師としてふさわしいかを確認されます。そのためマナー・服装についても事前に対策が必要です。

面接時のマナーは以下の通りです。

・面接会場に5分前には到着する
・到着後の挨拶をしっかりする

到着時の挨拶例:

「初めまして。本日○時から家庭教師の面接をお願いしております、〇〇と申します。よろしくお願いいたします。ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか?」

入室の際、ドアのノックは、原則3回と覚えておくと良いでしょう。ノック2回でも、面接の合否にあまり関係はないかもしれませんが、トイレのノックの回数だと一般的に考えられているためです。

入室後は、ドアをゆっくりと閉めて「よろしくお願いいたします」と元気良く挨拶し、頭を30度程度、下げて一礼します。ドアを閉める際には、振り返らずに後ろ手で閉めないように気をつけましょう。

そして、椅子の横に立って、面接担当の方から座る指示を出されてから座りましょう。
面接時のマナー、基本的な所作に関しては家で家族、友達とロールプレイングして練習しておくと本番で慌てずにすみます。ただ、マナー以上に元気よく明るい印象で誠実な態度を取ることを学生のうちは心がけておくと良いでしょう。マナーを気にしすぎて緊張しすぎるのも禁物です。

服装に関しては、無地や柄の目立たないシャツや襟のある上着に、パンツやスカートなどきれい目の服装がおすすめです。ただ、具体的にイメージがつかめないのであれば、検索エンジンで「家庭教師 アルバイト」と検索してみると参考になる服装が画像で見つかるかもしれません。家庭教師センターや塾のホームページなどに出て来る先生の服装なども参考になります。髪型・髪色に関しては、落ち着いた色、極端に長すぎないなど清潔感のある印象を心がけましょう。

まとめ

家庭教師センターの面接でよく聞かれるポイントと面接のマナー・服装について解説しました。

面接は準備次第で失敗する確率を減らすことができます。聞かれそうな内容を予め考えておくのがおすすめです。特に面接に慣れていないと、なかなか口頭でうまく質問に応えられません。特に面接に苦手意識を持っている人は事前に準備をしっかりしておくことで採用される確率を高めることができるはずです。

しっかりと下準備をして面接に臨みましょう。

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