家庭教師アルバイト×就職活動 活かせるネタ Vol.4 『具体性』
就職活動で意識しなければならない3要素、
その中の一つ【問題処理能力】という点から家庭教師という仕事について考えましょう。 家庭教師とは『担当生徒の総合プロデューサー』です。バイトでも、家庭教師である以上親御さんの理解さえ頂ければどのように育てるのかは自分次第であり、そしてその生徒さんは大なり小なり多くの問題を抱えているはずです。
Vol.4話せるエピソードのテーマはこちら、
◎発達障碍児童の指導から◎
発達障碍児童に対する家庭教師での指導の難しい所は、国語の読解や文章題を理解させることです。
分かりにくい説明や文に対して普通の児童よりも混乱しがちなのです。これは言いかえれば「彼らが理解できる」指導を追及していく事は大方の人ににとってとても分かりやすい指導が出来るということに繋がります。
社会に出た時、分かりやすく話せる・説明できるというスキルはとても重宝されます。特に営業の仕事に就いた場合、『いかに提供したい商品が有効であるか』をお客さんに説得しなければなりません。スキルどうこうの前に【分かりやすい説明】が大切なのです。
今回は『分かりやすい説明・具体性』というテーマを【問題処理能力】という視点で書きわけます。
☆シチュエーションES・面接:当社でどのように活躍出来るか、エピソードを交えて。
①『私は御社営業部にて御社と取引先との関係構築の発展に貢献できると考えています。大学2年次に私は家庭教師のアルバイトで中学3年生の発達障碍児童を担当しました。彼は特に文章に疎く、指導中の話も良く分かっていないようでした。向こうからの改善が望めない中で自分が出来ることは『どれだけ彼が理解しやすいように授業を工夫し、話すか』にあると考え、実践していきました。また親御さんは進学に悩んでいるようでしたので、彼に合いそうな学校を調査し提案、日頃の指導の甲斐もあってか親御さんからとても信用して頂くことが出来ました。』
②『私は御社営業部にて御社と取引先との関係構築の発展に貢献できると考えています。文章に疎い発達障碍のお子さんを家庭教師として指導していた私は、文章に少しでも慣れさせるために毎日日記を書かせ、それを口頭で私に話すようお願いしました。その結果彼は試験でも成績が向上してくるようになり、親御さんに対しては彼の進学先の提案などを積極的に行う事によって信用を得ていきました。私はこうした人に直接価値を提供することにやりがいを感じますし、家庭教師で心がけてきたこまめな気遣いや話し方を活かした営業で必ず御社に貢献してみせます。』
以上2例の家庭教師のアルバイトエピソードを比較します、
1は自分の経験をただ語っているだけです。採用する側から考えると『だからどうなんでしょう?』と思われてしまいます。エピソード⇒貢献できる という根拠がしっかり説明できると良いと思います。
2はVol1~3で心がけてきた【問題処理能力】はもちろん、『御社の○○部の仕事にあっている』や具体的に『どういう要素で貢献できるか』について書いています。
これは両方とも家庭教師のアルバイトをしている同一人物の事ですが、書き方や意識することを変えるだけで印象はガラリと変わります!
向こうが知りたいのは『自分がどのような人間で、どのように貢献できるか』です。
ぜひ意識してほしいと思います☆